ＢＵＩＬＤ　ＯＩＴＡ（おおいた建設人材共育ネットワーク）は４日、由布市立塚原小学校体育館で「小学生チャレンジ教室」の出前授業をした。ドローンの操作やＶＲゴーグルを使った動画視聴などで、建設業への興味関心を後押しした。
　授業には１～６年生までの18人が参加。始めに授業に協力した大分土木事務所が、身近な自然災害と土木の仕事に関する講話をスライドや動画を見せながら説明。災害は①土石流②がけ崩れ③地すべり―の三つを紹介し、自分の身を守る行動や、ハザードマップ、防災用品の備えなどを、家に帰った際に保護者と一緒に確認しようと呼び掛けた。
　続く体験実習では、授業に協力した㈱サン建コンサルタント（由布市挾間町）が児童にマンツーマンでドローンの操作を指導。ＶＲゴーグルを使った動画の視聴体験では、津波や講話で勉強した土砂崩れの災害を立体的に見るなどして体験した。児童は慣れない操作や初めて見る機械を通して、業界への興味や関心を深めた。
　授業に参加した６年生の木部春和生（きべはるわき）くんは「ＶＲで実際の災害を体験できるのはすごいと思った。津波の映像がリアルだった」と、驚きと感想を述べた。