アジアの成長拠点へ 九州圏広域地方計画〈九州地整〉無料
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2023年07月07日
国土交通省九州地方整備局と九州運輸局は、国交省の新たな国土ビジョン策定をベースに、今後10年間の将来像を示す新たな九州圏広域地方計画の「基本的な考え方」を発表した。九州は一つであることを表す「アイランド九州」をキーワードに、「成長エンジンアイランド九州」「自立型広域連携アイランド九州」「強く美しいアイランド九州」の三つの目標を掲げ、アジアの成長センターを目指す。
新たな九州圏広域地方計画は、先日構想を発表した国交省の「新たな国土形成計画」(7月6日号1面)を基本に、2050年ごろ、さらにその先を見据えつつ、今後おおむね10年間を計画期間としている。計画策定の背景には、近年の人口減少・少子高齢化、自然災害の激甚化・頻発化に加え、新型コロナウイルス感染症などの拡大を契機としたデジタル化の急進展などがある。
このため九州地整と九州運輸局は、2050年にカーボンニュートラルが実現することによって社会情勢が大きく変化することに備え、国交省の新たな国土形成計画をベースに総合的かつ広域的観点から、将来の九州圏の発展を展望し、重点的・戦略的に取り組むべき事項を示した。
目標①は成長エンジンアイランド九州。九州7県を一体区域として策定する。交通ネットワークを整備して西瀬戸内海、豊後水道、関門海峡を介した中国圏、四国圏さらには近畿圏と、東シナ海を通じた沖縄県との交流連携を促進、アジアの経済をけん引する成長センターを目指す。
大分県でも、近未来構想として豊予海峡ルート整備の策定にかかっており、またRORO船による大分港の輸送量増加を目指す大規模改造計画も急ピッチで進んでいる。中九州横断道路や日田中津道路の整備もネットワークの要になる。
目標②は自立型広域連携アイランド九州。重層的な生活・経済圏域を基盤に離島・半島・中山間地域を含めて、デジタルとリアルによる多様なネットワークで連結する。都市の利便性と地方の快適性が共生した「住んでよし」「働いてよし」「育ててよし」が実感できる魅力的で幸福度の高い生活環境の形成を目指す。
目標③は強く美しいアイランド九州。自然生態系の防災・減災機能の活用、グリーンインフラの整備などにより、地震や豪雨などあらゆる大規模災害に対して強靱な九州を構築する。美しい自然を保全し、環境負荷の少ないカーボンニュートラル実現を目指す。
新たな九州圏広域地方計画は、先日構想を発表した国交省の「新たな国土形成計画」(7月6日号1面)を基本に、2050年ごろ、さらにその先を見据えつつ、今後おおむね10年間を計画期間としている。計画策定の背景には、近年の人口減少・少子高齢化、自然災害の激甚化・頻発化に加え、新型コロナウイルス感染症などの拡大を契機としたデジタル化の急進展などがある。
このため九州地整と九州運輸局は、2050年にカーボンニュートラルが実現することによって社会情勢が大きく変化することに備え、国交省の新たな国土形成計画をベースに総合的かつ広域的観点から、将来の九州圏の発展を展望し、重点的・戦略的に取り組むべき事項を示した。
目標①は成長エンジンアイランド九州。九州7県を一体区域として策定する。交通ネットワークを整備して西瀬戸内海、豊後水道、関門海峡を介した中国圏、四国圏さらには近畿圏と、東シナ海を通じた沖縄県との交流連携を促進、アジアの経済をけん引する成長センターを目指す。
大分県でも、近未来構想として豊予海峡ルート整備の策定にかかっており、またRORO船による大分港の輸送量増加を目指す大規模改造計画も急ピッチで進んでいる。中九州横断道路や日田中津道路の整備もネットワークの要になる。
目標②は自立型広域連携アイランド九州。重層的な生活・経済圏域を基盤に離島・半島・中山間地域を含めて、デジタルとリアルによる多様なネットワークで連結する。都市の利便性と地方の快適性が共生した「住んでよし」「働いてよし」「育ててよし」が実感できる魅力的で幸福度の高い生活環境の形成を目指す。
目標③は強く美しいアイランド九州。自然生態系の防災・減災機能の活用、グリーンインフラの整備などにより、地震や豪雨などあらゆる大規模災害に対して強靱な九州を構築する。美しい自然を保全し、環境負荷の少ないカーボンニュートラル実現を目指す。