高村 聡さん(竹田土木事務所長)
2023年06月29日
略歴~1993年県職員に。国東土木事務所を初任地に本庁道路建設課、別府土木事務所、日本道路公団出向、中津日田道路建設室長、本庁土木建築企画課企画管理第一班参事などを経て5月から現職。
「竹田勤務は2回目だが、くじゅう連山や長湯温泉、岡城址など自然と温泉、歴史に恵まれた魅力溢れる地域。本庁道路保全課の担当として仕事をした15年前に比べ、道路など社会インフラはかなり整備され、すごく変わった」と高村聡さんは2度目の赴任の第一印象を語る。
竹田土木管内の事業では、主要な道路事業がほぼ完了していることから、今後の注目は「芹川かわまちづくり事業」の推進。これは長湯温泉街を流れる芹川の整備を進めるに当たって、県と市、それに地域住民によるワーキンググループを結成して整備方針を決めるやり方。周辺にあるオートキャンプ場や健康増進施設などをつなぐ親水広場エリアなどを整備して、年間を通して賑わう川辺エリアを造ろうという構想である。
今年度は、かわまちづくりの工事を1億円かけて進め、来年度には完成させる予定だ。同事業と同じ方法で整備中のグランツたけた周辺の事業も今年度で完了する見通し。高村さんは「今後もこういう事業方法で、地元住民の協力を得ながら社会資本整備を進めていきたい」と話す。
管内には竹田、菅生、長湯に道の駅がある。稲葉ダムに続いて今年は玉来ダムも完成した。道路関係では、県道の竹田直入線、庄内久住線、国道442号バイパスなど、高村さんが以前の勤務時代に担当した事業も完成している。
「これからは中九州横断道路がもっと開通して行けばさらに変わると思う。管内には豊かな自然の中に、くじゅう花公園などの観光施設や温泉もたくさんあり、これらが岡城址などと連携して観光推進に結びつくといい。とにかく竹田のまちが盛り上がるようにしたい」と高村さんは意気込む。
土木業界は近年、苦しい時期があって、次代の後継者となる担い手不足も続いているが、高齢者が引退していく一方で「意外と若い人はたくさんいる。ただ、指導者が少ないのが問題。こうした実状から官民共に人材育成が課題となっている」と分析する。
職場の若い人材について高村さんは「ぜひ現場に出てほしい。現場で業者の方と話すことも大切だし、また地元の方ともよく話してほしい」と強調。現場に行って話し、自分の目で見ないと分からないことが多いからだ。「私なんか若い頃はよく地元の方と盛んに交流もした。建設業の方も電子メールだけでなく対面でうちの職員とよく話してもらい、お互いウィンウィンの関係を築いていただきたい」。高村さんは、そのために職員には積極的に現場に出るよう指導したいと考えている。事務所では、上司や部下を問わず「報・連・相」を守りながら風通しの良い職場を作っていく方針。
趣味はスポーツ観戦とゴルフ。高校まではバスケットをやっており、最近声を掛けられて30年ぶりに始めようかと思っているという。
竹田市で官舎住まいだが、奥さんは5年前から仕事で東京に単身赴任中。「官舎は3部屋もあって広すぎる」と笑う。大分市出身の53歳。
竹田土木管内の事業では、主要な道路事業がほぼ完了していることから、今後の注目は「芹川かわまちづくり事業」の推進。これは長湯温泉街を流れる芹川の整備を進めるに当たって、県と市、それに地域住民によるワーキンググループを結成して整備方針を決めるやり方。周辺にあるオートキャンプ場や健康増進施設などをつなぐ親水広場エリアなどを整備して、年間を通して賑わう川辺エリアを造ろうという構想である。
今年度は、かわまちづくりの工事を1億円かけて進め、来年度には完成させる予定だ。同事業と同じ方法で整備中のグランツたけた周辺の事業も今年度で完了する見通し。高村さんは「今後もこういう事業方法で、地元住民の協力を得ながら社会資本整備を進めていきたい」と話す。
管内には竹田、菅生、長湯に道の駅がある。稲葉ダムに続いて今年は玉来ダムも完成した。道路関係では、県道の竹田直入線、庄内久住線、国道442号バイパスなど、高村さんが以前の勤務時代に担当した事業も完成している。
「これからは中九州横断道路がもっと開通して行けばさらに変わると思う。管内には豊かな自然の中に、くじゅう花公園などの観光施設や温泉もたくさんあり、これらが岡城址などと連携して観光推進に結びつくといい。とにかく竹田のまちが盛り上がるようにしたい」と高村さんは意気込む。
土木業界は近年、苦しい時期があって、次代の後継者となる担い手不足も続いているが、高齢者が引退していく一方で「意外と若い人はたくさんいる。ただ、指導者が少ないのが問題。こうした実状から官民共に人材育成が課題となっている」と分析する。
職場の若い人材について高村さんは「ぜひ現場に出てほしい。現場で業者の方と話すことも大切だし、また地元の方ともよく話してほしい」と強調。現場に行って話し、自分の目で見ないと分からないことが多いからだ。「私なんか若い頃はよく地元の方と盛んに交流もした。建設業の方も電子メールだけでなく対面でうちの職員とよく話してもらい、お互いウィンウィンの関係を築いていただきたい」。高村さんは、そのために職員には積極的に現場に出るよう指導したいと考えている。事務所では、上司や部下を問わず「報・連・相」を守りながら風通しの良い職場を作っていく方針。
趣味はスポーツ観戦とゴルフ。高校まではバスケットをやっており、最近声を掛けられて30年ぶりに始めようかと思っているという。
竹田市で官舎住まいだが、奥さんは5年前から仕事で東京に単身赴任中。「官舎は3部屋もあって広すぎる」と笑う。大分市出身の53歳。