大分市の河野電気㈱は27日、市内で２０２３年度の安全大会を開いた。社員、協力会社から約１９０人が参加し、安全への決意を新たにした。
　始めに南公憲社長が「事故発生により失うものは大きい。お客さまからの信用を無くすのは一瞬。日頃からの安全活動が最も重要だ」と参加者へ訴え、①ヒューマンエラー防止②現場での危険要因を察知し、危険の芽を摘むこと③健康管理④安全運転―の四点を強調した。さらに「安全活動にゴールはない。一人一人が当事者意識を持ち、当たり前のことを当たり前に、ルールを守って行っていこう」と呼び掛けた。
　続いて安全表彰が行われ、受賞者には南社長から表彰状が手渡された。その後23年度の安全衛生計画を、統括安全衛生管理者・吹田正俊執行役員工事部長、安全管理者・佐藤英雄課長、衛生管理者・古屋博章課長、安全運転管理者・下田浩課長、安全担当者・北尾隆直さんがそれぞれ発表、説明した。今年度の安全衛生方針は「安全意識の高揚を計り、災害ゼロを達成する」で、▽ルール・基本遵守の徹底▽安全教育の充実▽５Ｓ活動の徹底▽安全の見える化推進▽熱中症予防▽安全運転教育の実施▽事故・違反常習者への対策―などを重点項目に掲げた。
　会後半で行われた安全講話では、Ｙｏｕ＆Ｐｌｕｓの米澤有加さんが「アンガーマネージメント研修」として、怒りの感情をコントロールし、円滑な対人コミュニケーションを築く方法などを講演。
　会の最後では、参加者全員で23年度安全スローガンの「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」を唱和した。
　表彰は次の通り。
　◇社内優良現場表彰
▽令和４年度建大第29―２号衛環研中央監視設備改修工事（現場代理人兼主任技術者本社工事部・楠賢治）
　◇社内安全表彰
▽新県立宮崎病院建設空調計装工事（現場代理人本社工事部・牛島慶紀）
▽大分銀行事務センター中央監視・受変電設備改修工事（現場代理人本社工事部・西野貴文主任）
　◇協力会社安全表彰
▽㈲三重電設（旭化成メディカル守衛所外線工事）。