田中 修さん(別府土木事務所長)
2023年06月22日
略歴~1988年入庁。初任地は大分空港道路建設事務所で、竹田土木事務所、本庁公園・生活排水課などに勤務。3度目の中津土木事務所を経て5月から現職。
「別府土木は24年ぶり2回目の勤務」と語る田中修所長。前回勤務の当時は、国道213号日出BPやAPU立命館アジア太平洋大学へのアクセス道路にもなっている県道別府山香線の道路改良事業を担当していたと言う。
「工事の中で希少植物の移植や保全を行ったのも印象深かった。あれからずいぶんと時間がたっているので、まずは管内を巡り、現場を見て回りたい」と穏やかに話し始めた。「管内は源泉数日本一を誇る別府温泉を始め、観光業も盛んで留学生も多く、国際色豊かなエリア。魅力と活気が溢れている」と管内の印象を語る。
注目の管内事業については「九州の東の玄関口としての拠点づくりを支える、別府港の再編事業。フェリー大型化への対応や、にぎわい施設の整備を行うPFI導入検討を含め、国や市、港湾関係者からもご協力いただきながら早期整備を図っていきたい」と話す。
別府エリアの将来を見据え、にぎわい空間の創出、未来創造につながる事業に熱い視線を注ぐ。「もちろん土木事務所としては県民の安全安心が第一。河川・砂防事業の充実を始め、国道500号の無電柱化事業や都市計画道路南立石亀川線(県道別府山香線)街路事業もスピード感を持って進めていきたい」と力を込める。続けて「無電柱化は発災時の電柱倒壊リスク軽減に加え、景観性の向上も兼ねている。温泉の湯煙がすっと映える風景は、観光地のさらなる魅力向上にもつながる」と、ここでも地域のにぎわい、未来を頭の地図に描いている。
建設業界については、竹田土木事務所長時代の令和2年7月豪雨災害での思い出が忘れられないと言う。「河川や道路で甚大な被害が発生したが、建設業協会を始め、建設業に携わるあらゆる方から協力いただき、早期工事発注にこぎ着けることができた。感謝しかない」と述べ、「社会資本整備だけでなく、災害からの復旧・復興まで、佐藤樹一郎知事が掲げる『安心元気、未来創造、共生社会』の全ての分野で地域に貢献しているのが建設業。その建設業界の担い手不足は、社会全体にとっても大きなマイナス。業界の魅力向上・発信に向け、一緒になって取り組んで行きたい」と続けた。
趣味はスポーツ観戦。自身も高校・大学・社会人とラグビー部に所属し、立派な肩幅からは当時の活躍が伺える。「今年はラグビーワールドカップ開催の年。4年前の大分開催での興奮が思い出される。9月からは寝不足が続くかもしれない」と笑う。
インタビュー中、冒頭の24年前に携わった事業に関して地図を見せてくれた。途中建設することになった橋には、移植した希少植物たちの名前、エヒメアヤメ橋、キスミレ橋などが付けられている。「地図に残るこの業界の仕事と楽しさを、子どもたちにも伝えていきたい」と笑顔で語った。大分市出身、57歳。
「工事の中で希少植物の移植や保全を行ったのも印象深かった。あれからずいぶんと時間がたっているので、まずは管内を巡り、現場を見て回りたい」と穏やかに話し始めた。「管内は源泉数日本一を誇る別府温泉を始め、観光業も盛んで留学生も多く、国際色豊かなエリア。魅力と活気が溢れている」と管内の印象を語る。
注目の管内事業については「九州の東の玄関口としての拠点づくりを支える、別府港の再編事業。フェリー大型化への対応や、にぎわい施設の整備を行うPFI導入検討を含め、国や市、港湾関係者からもご協力いただきながら早期整備を図っていきたい」と話す。
別府エリアの将来を見据え、にぎわい空間の創出、未来創造につながる事業に熱い視線を注ぐ。「もちろん土木事務所としては県民の安全安心が第一。河川・砂防事業の充実を始め、国道500号の無電柱化事業や都市計画道路南立石亀川線(県道別府山香線)街路事業もスピード感を持って進めていきたい」と力を込める。続けて「無電柱化は発災時の電柱倒壊リスク軽減に加え、景観性の向上も兼ねている。温泉の湯煙がすっと映える風景は、観光地のさらなる魅力向上にもつながる」と、ここでも地域のにぎわい、未来を頭の地図に描いている。
建設業界については、竹田土木事務所長時代の令和2年7月豪雨災害での思い出が忘れられないと言う。「河川や道路で甚大な被害が発生したが、建設業協会を始め、建設業に携わるあらゆる方から協力いただき、早期工事発注にこぎ着けることができた。感謝しかない」と述べ、「社会資本整備だけでなく、災害からの復旧・復興まで、佐藤樹一郎知事が掲げる『安心元気、未来創造、共生社会』の全ての分野で地域に貢献しているのが建設業。その建設業界の担い手不足は、社会全体にとっても大きなマイナス。業界の魅力向上・発信に向け、一緒になって取り組んで行きたい」と続けた。
趣味はスポーツ観戦。自身も高校・大学・社会人とラグビー部に所属し、立派な肩幅からは当時の活躍が伺える。「今年はラグビーワールドカップ開催の年。4年前の大分開催での興奮が思い出される。9月からは寝不足が続くかもしれない」と笑う。
インタビュー中、冒頭の24年前に携わった事業に関して地図を見せてくれた。途中建設することになった橋には、移植した希少植物たちの名前、エヒメアヤメ橋、キスミレ橋などが付けられている。「地図に残るこの業界の仕事と楽しさを、子どもたちにも伝えていきたい」と笑顔で語った。大分市出身、57歳。