大分市上下水道局は22日、２０２３年度の優良建設工事表彰式と耐震化促進等貢献表彰式を開いた。市の上下水道の発展に寄与した共同企業体（ＪＶ）１件を含む６工事７社（複数受賞あり）が表彰された。また、今年度から１件の請負金額が１３０万円以上を超える配水管布設工事を多く受注し、耐震管の更新と鉛給水管の解消に貢献したとして１社が表彰された。
　表彰対象は２０２２年度に完成した１工事の請負金額が５００万円以上（配水管布設は１３０万円以上）で、配水管布設は89件から２件、土木工事は89件から４件が選ばれた。
　首藤清英上下水道部長が「これらも積み重ねた信用と実績をもとに、さらなる研さんに努め、他の模範となる施工をお願いしたい」と審査講評。
　西田充男上下水道事業管理者が受賞者へ表彰状と盾を授与し「水道施設は更新時期を迎え、計画的な改修や耐震化が必要。公共下水道は普及率が全国平均より低い。担い手不足が進行する中、さまざまな課題に対応するためには、皆さまの支援と協力が必要。これからも施工技術向上や経営体質強化に努め、社員の待遇や健康管理にも配慮をしてほしい」とあいさつをした。
　受賞者を代表して、㈲ユニオン興業の小島正道専務が「受賞を契機に、さらなる人材の育成、技術向上に努めながら無事故無災害を心掛け、地域社会の発展に貢献できるよう、精進していく」と謝辞を述べた。
　受賞者は次の通り。
▽企業名（代表者・現場代理人・主任〈監理〉技術者）＝工事名
　◇配水管布設
▽㈲ユニオン興業（小島リミ・小島正道・同）＝王子町地区配水管布設替工事
▽中央設備工業㈲（釘宮大輔・姫野洋一・釘宮義和）＝細住環６―６号線道路改築（３工区）工事に伴う配水管布設工事
　◇土木
▽㈱献崇開発（朝倉信仁・佐藤正生・同）＝公共下水道東部処理区皆春１８３１―２号線汚水雨水施設工事
▽㈱センコー企画（阿南宣弘・安田賢二郎・同）＝公共下水道東部処理区森皆春汚水幹線施設（７工区）工事
▽㈱献崇開発・三栄建設工業㈱ＪＶ（朝倉信仁／三浦勲・甲斐浩二・同／三代博文＝大分市公共下水道片島雨水排水ポンプ場建設工事
▽㈱めの建設（目野正美・黒木二郎・同）＝公共下水道東部処理区明野北３２２７号線汚水雨水施設工事
　◇水道管耐震化促進等貢献表彰
▽日伸テクノ㈱（土居一成）。