大分建設新聞

ニュース記事

今年も産学官連携 国東高でICT授業無料

社会貢献・人材育成別国地区
2023年06月16日
 全国的にもユニークな産学官が連携した「実育・実現場モデル化事業」が今年も国東高校環境土木科で7日から始まった。11月までに15時間の授業を行う。国東市内外の企業(産)、同高環境土木科を中心とした高校・大学などの教育機関(学)と、国東市(官)の産学官が連携し協働して実施するもの。7日はオリエンテーションが行われた。
 今年は、15日間の授業で高校生と大建協国東支部の会員、市の3者がICT(通信情報技術)を用いた先端土木技術(i―Construction)をともに学びあい、諸課題の解決を目指す。
 将来的には、市建設課の工事発注内容の一部に最先端の土木技術の要素を取り入れ、提携先のコイシほかの関係企業の指導のもとで現場での実践を行う計画。
 同日のオリエンテーションでは、授業のスケジュールを説明し、技能と技術をポイントに、ICTはより良く生きる環境のために必要でSDGsにもつながると説明。さらに、これから一緒に取り組んでいく参加者の距離を縮めるために、コイシのメンバーがアドバイザーとなりゲーム形式でコミュニケーションを取り合った。そうした中で、建設業者からは「仕事に生かしたい」、高校生からは「地元で土木会社に就職したい」、市の職員からは「土木の楽しさを伝えたい」とそれぞれの積極的な意見が出ていた。
 14日からは「ドローンで道路モデルの計測と解析」の本格的な授業がスタートした。
 市の参加者は3人。参加した建設会社は次の通り。
▽麻田建設㈲、国見興産㈲、㈲幸野建設、㈲廣瀬建設、宮迫建設㈱。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP