大分建設新聞

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産材を利用拡大へ 3者と協定締結〈佐伯市〉無料

行事・講習会・表彰県南地区
2023年06月13日
 佐伯市の田中利明市長は9日、市役所で2×4(ツーバイフォー)住宅用建築部材メーカーのウイング㈱(東京都、倉田俊行社長)、佐伯広域森林組合(戸髙壽生組合長)、木造軸組用大型パネル生産と販売のウッドステーション㈱(千葉県、塩地博文会長)の民間3社と木材取引協定を結んだ。ウイングの「建築物における木材利用の促進構想」に基づき、佐伯市産木材の利用拡大と再造林を促進するのが目的。市役所での締結式で、出席者のあいさつを兼ねた紹介の後、4通の協定書に各々が署名し記念撮影をした。
 協定期間は5年。再造林を促進する協定の締結は県内では初めて。市は、構想達成に向けて、佐伯市の産木材が川上~川下まで安定供給される効率的なサプライチェーン構築に取り組む。
 ウイングは森林組合から再造林に必要な費用を含む木材価格で、協定期間内に段階的に年間取引量で1万立方㍍以上の利用を目指す。森林組合は製材設備の投資、取引拡大の準備を進める。ウッドステーションは、取引の効率的物流システムの発展を支援する。市は取引の側面支援と情報発信・提供に努める―などとしている。
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