大分建設新聞

ニュース記事

大分で全国大会 希望ある業界へ魅力発信〈日塗装〉無料

行事・講習会・表彰全国・県外
2023年05月29日
 日本塗装工業会(日塗装)は25日、大分市内で第64回定時総会と第47回全国大会を開催した。全国から総会に379人、大会に来賓を含め554人が出席。
 4年ぶりの対面開催ということもあり、出席者は久しぶりに会う人に声を掛けて盛り上がるなど、さらなる交流と結束を深めた。
 総会では、加藤憲利会長が「2022年度の総会で新たな基本方針として、『希望あふれる塗装工事業として、次代を担う後継者を育成する』を策定した。これを受け、女性活躍支援、若手後継者に対する研修などを行った。引き続き、事業の充実化に努め、塗装の魅力を発信していきたい」などとあいさつ。
 来賓の国土交通省の増田嗣郎大臣官房審議官が「建設業全体が持続的に発展するためには、担い手の確保が重要。国交省としても、引き続き安定的な公共事業の予算確保、賃金引き上げに向けた施策の推進、建設キャリアアップシステムを通じた処遇改善などに官民一体となって取り組んでいく」などと、斉藤鉄夫国土交通大臣の祝辞を代読した。
 23年度の事業計画では、▽安全・安心な環境づくりとともに、地球環境保全に取り組み、社会の信頼と期待に応える▽会員各社が社会的責任を自覚し、塗装業界の健全な発展に努める▽技術と経営に優れた専門工事業として、広く塗装の有益性を発信し、豊かな街づくりに貢献する―など6項目の重点施策を掲げた。
 また、塗装工業会の公式キャラクター「ロールンちゃん」が紹介され、今後、さまざまな情報や塗装の魅力を発信していくとした。
 総会後は、佐藤樹一郎県知事や足立信也大分市長らを来賓に迎え、全国大会を開催。芦刈直実行委員長が開会宣言し、大分県支部の佐藤佳郁支部長が「大分の魅力を感じて、再度大分へ来てほしい」と開宴の言葉。
 来賓の佐藤県知事が大分の魅力を紹介し、「塗装により、街の魅力が増す。建設業界にはさまざまな課題があるが、一緒に解決をしながら塗装技術を生かして、安全安心なまちづくりに貢献してほしい」、足立市長が「これからも皆さんの力で日本を盛り上げてほしい」などと、それぞれ祝辞を述べた。
 九重町の八鹿酒造㈱の祝い唄に合わせて鏡開きをし、阿部英仁県議会議員が乾杯の発声をし、歓談。
 大会旗を次の開催地である島根県支部へ引き継ぎ、麻生英治大分県支部副支部長が閉宴の言葉を述べて、大会を締めくくった。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP