大分市は16日、市役所内で先に発表した①週休２日工事の拡大②ＩＣＴ（情報通信技術）活用工事（試行）③工事完成図書の電子納品（試行）④若手・女性技術者を配置する一般競争入札の拡大（試行）―の４項目の建設工事等に関わる入札契約制度改正の説明会を開催した。
　業界から53社が出席した。市契約監理課の清水篤課長は今回の入札契約制度の改正（ＩＣＴ化・拡大）について「コロナのため４年ぶりの開催となった。近年、建設業は若年入職者の減少などによる担い手不足が懸念されることから、今回は建設業の労働環境の改善と担い手の育成・確保を目的に制度改正を行った。今後も業界をとりまく働き方改革や生産性の向上など新たな動き、国や県の動向を注視しながら制度改正を行っていく」と市の方針を話した。続いて４項目について担当者から詳しい説明があり、出席した業者たちは、各項目について熱心に聞いていた。