大分建設新聞

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全天候型運動場が完成 総合スポーツの拠点に〈豊後大野市〉無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2023年05月02日
 豊後大野市が三重町赤嶺で建設を進めていた「三重全天候型運動場」が完成し、供用開始にあたってのオープニングセレモニーが開かれた。
 施設は三重総合グラウンド周辺を「総合スポーツ施設」拠点と位置付け、機能強化を図るものとして計画され、雨天も練習ができる全天候型の体育施設の整備を進めてきたもの。
 設計は東九州設計工務㈱、施工は㈱熊野建設と㈲宮成工務店のJV、電気設備工事は㈱山村電設工業、外構工事は㈱川邊組がそれぞれ請け負った。総事業費は3億8226万660円。
 構造はS造で、面積は43㍍×34㍍の1462平方㍍。フットサルコート1面を備えた施設で、高さは11㍍、屋根は耐火膜構造となっている。人工芝のフィールドを採用しており、ソフトボールや野球の内野守備練習が可能な広さとなっている。そのほかに付属棟としてトイレ、倉庫、駐車場56台分が整備された。
 式典には、発注者の川野文敏市長をはじめ、議会関係者、市役所職員、施工関係者、地元自治会員など約40人が出席した。
 川野市長が「駅に近い利点も生かし、これから建設の武道場とも合わせて、市のスポーツツーリズム振興の拠点となってほしい。工期を4カ月も早めての完成となったことに、施工各社へ感謝する」とあいさつ。
 その後、施工に携わった東九州設計工務の仲摩和雄社長、熊野建設の佐藤俊治社長、宮成工務店の宮成孝治社長、山村電設工業の山村清隆社長、川邊組の阿部清治社長代理の小野雄司氏、施設備品の納入を請け負ったスエヒロスポーツの末弘貴博代表へ、それぞれ感謝状が贈られた。
 代表して熊野建設の佐藤社長が「子どもの日の前にオープンを間に合わせたいと、関係各所が協力して本日を迎えることができた。市の子どもたちの心身が健やかに成長することを祈っている」と謝辞を述べた。
 式ではその後、関係者によるテープカット、参加者全員によるバルーンリリース、オープニングゲームが行われた。
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