大分建設新聞

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市立図書館が優秀賞 大臣表彰の最終選考へ〈竹田市〉無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2023年04月20日
 公共建築協会(東京都)は先に、主催する第18回公共建築賞の優秀賞および地域特別賞で、優秀賞33点の中から竹田市立図書館が選ばれ、最高賞である「公共建築賞(国土交通大臣表彰)」の最終選考へ駒を進めたと発表した。
 賞の対象は、2014年4月~19年3月の間に竣工した公共建築のうち3年以上が経過したもの。全国から応募のあった122点の公共建築について2度の審査を経て、優秀賞には33点が、地域特別賞には9点が選ばれた。優秀賞では九州沖縄地区から3点が受賞し、そのうち1点が竹田市立図書館だった。今後は書類審査の上、現地調査対象が選定され、その結果を踏まえて最高賞の公共建築賞が決定される。結果は10月ごろに発表される予定。
 同館は2017年3月に新築移転されたもので、S造2階建て延べ1577平方㍍。設計は㈱塩塚隆生アトリエ(大分市)が、施工は㈱菅組が請け負った。蔵書数は約13万8000冊。
 周囲の城下町に馴染むように工夫された外観や、緩やかにカーブを描くさまざまな高さの書架が並ぶ内装、環境と利用者に配慮した県産材の使用などが特徴で、同賞以外にも日本建築学会作品選奨、日本図書館協会建築賞、おおいた木の良さを生かした建築賞2017などで受賞している。
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