大分建設新聞

ニュース記事

棚野橋から道路改良 第2四半期に公告〈佐伯市〉無料

工事・計画県南地区
2023年04月11日
 佐伯市は、市道府坂棚野線の青山棚野で堅田川に架かる棚野橋が老朽化したため架け替えを計画。すでに橋梁上部工と橋から県道佐伯蒲江線までの取り付け道路(L=66・8㍍)の施工は終えており、第1四半期にその取り付け道路と橋梁をつなぐ一部区間(L=20㍍)の改良工を2022年度繰り越しで3カ月工期の指名発注をする。
 また、橋から棚野地区内への取り付け道路の改良(L=84・2㍍)と両取り付け道路の舗装工A=401平方㍍を第2四半期に土木一式、工期7カ月の要件設定型一般競争(事後審査型)の工事公告に向け諸準備を進めている。2件の工事が完了する年度内での供用開始を目指す。当初予算で約5000万円を計上している。
 同橋は1967年に完成。2010年度に実施した橋梁点検で、経年劣化のため早期の措置が必要とされた。また、利用者から幅員が狭く4㌧車が通ると歩行者も離合ができなくなるほど危険なため、早くから拡幅要望が上がっていた。
 これを受けて市は、15年12月に策定した第一次市総合計画後期基本計画に棚野橋架け替えを盛り込み、実施時期の検討を始めた。その結果、現橋の上流約100㍍に鋼3桁間連続非合成版桁橋(橋長L=81・6㍍、全幅員6・2㍍)を、15~23年度までの8カ年で総事業費約5億6000万円を投じ架け替えを決めた。
 これまで、橋梁予備設計と道路詳細設計を㈱建設コンサルタントサニー、取り付け道路を含む路線測量を(合)アースRikka、橋梁詳細設計を若鈴コンサルタンツ㈱大分事務所に委託したほか、下部工(P1・P2橋脚)は丸和土木・南九建設JV、下部工(A1・A2橋台)は㈱小野明組、橋梁上部工(鋼桁架設)は清本鉄工㈱、橋梁上部工〈床版工〉は小田開発工業㈱、橋から県道佐伯蒲江線までの取り付け道路は佐伯建工㈱で、それぞれ完了している。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP