佐伯市は３日、地域おこし協力隊員で大分市から移住した原田未央さん（34）に委嘱状を交付した。文化芸術芸術課に着任し、漫画やイラストで市内の歴史や文化、観光、人物の魅力などをＳＮＳで紹介するほか、漫画に関するワークショップなどの開催や自主事業の企画を実施する。
　式では、田中利明市長が「これから３年間、市の若手職員が提言した漫画で、市内のあらゆる情報の発信力を高めてほしい」と激励した。原田さんは「市内で活動する漫画家や愛好家と協力して、佐伯の情報発信に努めたい」と決意を述べた。
　原田さんは、大分市で会社員をしながら漫画やイラストなどを描いていたが、佐伯市が漫画による地域の盛り上げ隊員を募集していると知り応募したという。
　市によると「協力隊は２０１１年から。17年度以降の定着率は72・7％」としたうえ、「協力隊員は原田さんを含めて５人。年末までには４人ほど追加募集をしたい」などと話している。