大分建設新聞

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県内外から40人 希望を胸に〈県立工科短大〉無料

行事・講習会・表彰県北地区
2023年04月10日
 県立工科短期大学校(中津市東浜)は7日、2023年度の入学式を行った。希望に胸を膨らませて入学した学生は40人(女性3人)。内訳は、機械システム系14人、電気・電子システム系17人、建築システム系9人。県内は33人、県外からは7人が入学した。
 䑓博治校長が「自分の言葉と行動に責任を持ち、人格的にも大きく成長されるよう望む。本校で学ぶ全てのことは、皆さんのこれからの長い人生を支える基盤となる。目標を持ち、失敗を恐れずいろいろなことに積極的にチャレンジを」などと式辞を述べた。
 入学生を代表して電気・電子システム系の平山空良(そら)さんが「厳しい時代を迎えている今、先輩方が築いた伝統を受け継ぎ、社会に役立つ感性豊かな技術者として学生の本分を尽くす」と宣誓した。
 広瀬勝貞知事に代わり、吉田一生副知事が「希望に満ち溢れた今日の気持ちを忘れることなく、自己研さんに励んでいただき、卒業を迎える頃には本県のものづくり産業を牽引する人材へと大きく成長されることを期待する」などと告辞を代読した。
 来賓を代表して奥塚正典中津市長は「街の元気は、若い皆さんが作り出す雰囲気と行動力が大切。中津市のいろいろなイベントは、中津市に学ぶ若い皆さんの参加に助けられている。ぜひ、参加をいただきたい」と期待を述べ、同じく来賓の半田愼一郎中津商工会議所副会頭も「新しい時代を作るのは青年たちの熱と力。引き続き気概を持って」と期待を重ねた。
 建築システム系新入生の中山彩絵さんは工業高校で建築を学び、担任の先生の勧めで同校への進路を決めた。「建築士として一般住宅の建築に携わり、皆さんに豊かな生活を提供できるようになりたい」と抱負を話した。
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