中津市で児童養護施設を運営する社会福祉法人、清浄園（出納皓雄理事長）は、同市内と日田市の２カ所に「子ども第三の居場所」を目的とした施設「中津やわらぎ拠点」と「日田ひなた拠点」を建設、３月28日、両所で開所式を行った。両施設とも設計は㈲やまむら一級建築士事務所（中津市・山村増治社長）、施工は中津が高野建設㈱（中津市・小深田崇志社長）、日田が河津建設㈱（河津龍治社長）がそれぞれ請け負った。
　中津市大貞の現地で行われた式には、施設関係者、奥塚正典市長、市議会議員、設計・施工代表者ら約40人が出席。施設は、敷地８８０平方㍍にＷ造２階建て延べ１６７・27平方㍍の建屋。学習室、相談室、プレイルーム、ダイニングルーム、台所などで構成する。全体に採光が行きわたる内装には木材がたくさん使用され、明るく温かみのある造りになっている。
　建設費など事業費の全ては、公益財団法人日本財団が建設費約４５００万円を含む５３６０万円全額を助成した。
　日田市でも、施設が隣接する中城町で開所式が行われ、関係者、原田啓介市長、市議、施工者ら約20人が出席。施設内容、事業費は中津の施設と同じ。