県は22日、県庁でダイハツ九州㈱（中津市）と県立工科短期大学校での人材育成などに関する連携協定を結んだ。相互の連携を強化し、自動車関連産業の振興を通じて、一層の地域社会の発展および活性化を図るのが目的。
　締結式では、広瀬勝貞知事とダイハツ九州の日野克浩社長が協定書に署名した。
　広瀬知事は「中津での操業以来、技術向上のための人材育成について力をいただいてきた。これまでの支援に感謝と敬意を表するとともに一層の協力を」などとあいさつ。
　日野社長は「電動化社会ではさらに高精度な金型が用いられる。金型をいかに新品同様に維持管理するかが産業の根幹になる。人材育成が大事。産官学の強力な連携で産業、経済の発展に貢献していく」と述べた。
　協定項目は次の通り。
▽工科短大におけるプレス金型エンジニアの育成
▽県内企業においてプレス金型、射出成形金型に従事する金型保全技術者の育成
▽県内企業において製品の品質管理ができる人材の育成。