大分建設新聞

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思い出を17年後に 玉来ダムでカプセル設置式無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2023年03月22日
 県玉来ダム建設事務所(梶原修治所長)は18日、玉来ダムでタイムカプセルの設置式をした。2020年3月で閉校となった当時の旧竹田市宮城台小学校児童によって設置されたカプセルは、17年後の40年に開封される予定。
 設置したのは、玉来ダム左岸にある管理事務所付近の駐車場。閉校となる同小学校の児童が玉来ダムに思い出を残そうと、将来の夢やメッセージの詰まったカプセルを製作した。
 タイムカプセルは直径20㌢、長さ50㌢の筒型でステンレス製。記念碑は縦60㌢、横65㌢、厚さ10㌢、重さは約80㌔の御影石で、カプセルは同事務所がこの日まで保管していた。
 設置式には、当時の児童9人のほか、保護者、県や市、小学校教員ら約30人が出席。梶原所長が「皆さんは閉校した3年前、将来の夢、希望、好きな人へのメッセージを残してくれた。これから人生で辛い時、今日を思い出し元気を出してほしい」とあいさつ。
 土居昌弘竹田市長は「思い出をいつまでも大切に」と言葉を贈った。また、当時の伊藤貴久生校長は「これまで新型コロナの影響もあったが、カプセルを開ける17年後、成長した姿を見せて下さい」と話した。
 同小閉校時の児童を代表して、志水花帆さん(現竹田中学校3年)は「貴重な思い出をありがとう。私たちの歴史が詰まったカプセルが2040年に開けられるまでしっかり成長して行く」と述べた。
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