大分建設新聞

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幅広い分野に61人 県立工科短大で卒業式無料

行事・講習会・表彰県北地区
2023年03月16日
 県立工科短期大学校(中津市)で15日、2022年度の卒業式が行われ、61人が希望を胸に卒業証書授与に臨んだ。専攻は機械システム系35人、電気・電子システム系13人、建築システム系13人で、就職希望者59人の就職率は100%、うち2人は進学希望者。県内には38人が就職し、うち建築システム系は10人が就職する。
 䑓博治校長が「不断の努力を心掛け、常に前向きにいろいろなことに失敗を恐れずチャレンジしてほしい。習慣によって人格を磨き、成功を目指してほしい。意欲、知識、スキルを意識して行動が習慣化することで成功に到達できる」と式辞を述べ、広瀬勝貞知事の代理で吉田一生副知事が「社会においては知識や技能などの能力に加え人とのつながりも大事。技術革新は進むが創造性や感性は人の能力がこれまで以上に必要になる。幅広い分野での活躍を期待する」と知事告辞を述べた。
 卒業生を代表して機械システム系の春岡祐輝さんが「私たちが明日から進んでいく道はそれぞれ異なるが、この学校で学んだことを自分自身の財産として皆さま方の期待に応えられるよう今後も努力していく」と答辞を述べた。
 ㈱トップインターナショナル(中津市)に就職が決まっている建築システム系の自見和也さんは「学生生活は楽しかったが、実験のレポートは大変だった。世界遺産に興味を持ち、建物の仕事に就くのが夢だった。就職後は、仕事も生活も早く自立し、施工管理を任せてもらえるようになりたい」と抱負を語った。
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