大分建設新聞

ニュース記事

49人が249資格取得 大分高技専で修了式無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年03月16日
 県立大分高等技術専門校は14日、2022年度の修了式をした。修了生49人は、晴れやかに修了証書授与に臨んだ。内訳は、メカトロニクス科6人、電気設備科16人、自動車整備科11人、木造建築科11人、空調配管システム科5人。資格の取得状況は、各科技能士補を除き全体で30種類249もの資格を取得した。
 就職率は空調配管システム科が20%、木造建築科が81・8%だが、ほかの3科は100%で、全体では87・8%だった。
 宮本裕治校長は「これで学ぶことが終わったわけではない。変化の早い実社会の中で日々の自己研さんに努め、さらに磨きをかけ、高めていくことが求められる。伝統ある大分高技専の修了生として、後に続く後輩たちの良き模範となることを期待する」と式辞を述べ、広瀬勝貞知事に代わり、渡辺文雄県商工観光労働部理事が知事告示を代読した。
 修了生を代表して木造建築科の三笘力弥さんは「私たちの前途には幾多の苦難が待ち受けているが、先生方の教えの数々を心に刻み、たゆまぬ努力を重ね、よき技能者、立派な職業人としてそれぞれの道で全力を尽くす」と答辞を述べた。
 また、高校を卒業して木造建築科で学んだ下瀬海斗さんは、中津市の㈱エイトに就職が内定している。「幼い頃から大工になるのが夢だった。自分が取り組みたかったことができた充実した1年だった。大工として就職するが、資格を取得してさらに上を目指したい」と抱負を語った。
 大学を卒業して空調配管システム科で学んだ木村優太さんは、大分市の協栄工業㈱に就職が内定している。「年齢も経験も違う訓練生の中でさまざまな意見が聞けて良かった。これからは人にとって大切な水と空気を扱う仕事に就く。縁の下の力持ちになれるように頑張りたい」と決意を述べた。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP