大分建設新聞

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佐伯市弥生にサクラ植樹 オオシマザクラなど100本無料

社会貢献・人材育成県南地区
2023年03月13日
 佐伯市番匠商工会(三浦好会長)と佐伯広域森林組合(戸高寿生組合長)は11日、県南部振興局や佐伯市、㈲雑賀リースの協力を得て、同市弥生の国道10号番匠交差点そばの約1㌶の傾斜地に、市民約100人が参加して、オオシマザクラとソメイヨシノ各50本の桜を植樹するボランティア活動をした。
 同傾斜地は、昨年までスギが植わっていたが、所有者が佐伯広域森林組合に依頼し伐採したところ、三浦会長が「山が放置されたままになっているのがさびしい。みんなで力を合わせて佐伯市を花のあふれる街にしよう!」と呼び掛け企画した。
 開会式で植樹場所一帯のネーミングを地元の切畑小学校児童を対象に募ったところ、59通の応募があり、「番匠さくら公園」と決定したと紹介。三浦会長が名付けた5人の児童に感謝状と記念品を渡し「皆さんが中学校を卒業するころに、満開の桜が祝福してくれるだろう。近くを通るたび『大きくなあーれ!』とエールを送ってほしい」とあいさつ。
 この後、参加者は渡された高さ1・5㍍ほどの桜の苗木を持ち、傾斜地を登り、苗木の根が埋まる程度の穴を掘って植え込み踏み固め、ペットボトルの水を掛けて作業を終えた。参加した市民の一人は「山に登っての植樹は、本当に大変だったが、何年か後に、綺麗な桜が咲くと思うと、すごく清々しい気持ちになった」などと話した。
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