大分建設新聞

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新デザインお披露目 大分市のマンホール蓋無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年03月07日
 大分市上下水道局は3日、来年度から市内各所での下水道管新設の際に使用されるマンホール蓋の新デザインを公開した。1997年以来26年ぶりのデザイン一新となった同日、完成を祝う除幕式が行われ関係者や一般市民、全国のマンホール愛好家たちがガレリア竹町のドーム広場に集まった。
 市は「大分市らしさ」にあふれ、将来のまちづくりを担う子どもたちや子育て世代が下水道に関心を持ってもらえるようにと、市在住の絵本作家「ザ・キャビンカンパニー」へデザインの制作を委託。阿部健太朗さん(由布市出身)と吉岡紗希さん(大分市出身)が、汚水蓋には大友宗麟が生きた時代に親交が深かったとされる南蛮貿易からイメージを受けた、南蛮船や南蛮渡来の品々・動物を、雨水蓋には、高崎山の猿が果実を噛んで口でお酒を造るという伝説「猿酒」からイメージを受けた、猿や酒の入ったひょうたん、カボス、イチジクなどを独特のタッチで描いた。
 除幕式では、西田充男上下水道局長が「マンホールは近年においてはシティーセールスアイテムの一つとしても注目度が高く、マンホールカードの発行やマニアの方のSNSでの発信などで高いデザイン性が求められてきている。県外からの来訪者、また市内の子どもたち、子育て世代に親しんでもらえることを期待する」などとあいさつ。続けて来賓紹介やデザインのお披露目、制作者2人のあいさつなどが行われた後、職員がドーム広場内の汚水蓋とガレリア竹町通商店街の西側入口付近にある雨水蓋を、来場者が見守る中で交換した。
 市は、来年度からの下水道管新設に伴うマンホール蓋の設置や老朽化した蓋の交換時に順次新デザインの蓋(無着色・約10万円前後)を使用する予定としている。
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