大分建設新聞

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住まいの省エネセミナー 「からだと家計にやさしい」テーマに〈県建築士会〉無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年02月28日
 県建築士会(幸勝美会長)は2月19日、大分市内で一般市民・県民向けのフォーラム「からだと家計にやさしい住まいの省エネセミナー」を開いた。県が建築物グリーン化促進事業を推進する一環として開いているもので、新築やリフォームを検討している市民、関係者など約80人が講義を聞き、知識を深めた。
 同セミナーは、エネルギー性能の優れた住居・企業事務所(ZEH・ZEB)などを増やすことで、地球温暖化対策を推進すること、その理解を深めることを目的に定期的に開催されている。
 第一部では、近畿大学副学長の岩前篤建築学部教授が講演を行い、健康と省エネ住宅の相関関係、また住宅の省エネ性能と光熱費の相関関係など、一般住居での光熱費削減・対策のポイントなどについて講演した。このほか窓から見える庭、緑などの視覚から得られる省エネ効果についても解説した。
 第二部は、トークセッション形式で行われ、岩前氏に加え富来礼次大分大学理工学部教授、佐藤孝行住宅金融支援機構九州支店長、馬場鉄心日本ハウジング㈱社長が登壇。県地球温暖化防止活動推進センター長の三浦逸朗氏がコーディネーターを務め、それぞれの立場から健康と省エネ住宅についての説明や、具体的な室内温度をアップさせる窓などの省エネ対策改修工事、また省エネ住宅の新築・改修時に使える補助金や融資について対談した。参加者はメモを取りながら講話に耳を傾けていた。
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