県電気工事業工業組合青年部会は９日、県立大分高等技術専門校で電気設備科訓練生と会員向けに、街路灯ポールの施工研修会を開いた。
　研修会は、同部会がパナソニック㈱エレクトリックワークス社製の「街路灯ポール（ＱＱポール）」と「ＬＥＤ街路灯『カエルミナ』」を同校に寄付受納することを機に、同校駐車場にある既設ポールとの入れ替え作業を学んでもらおうと開いた。
　同校会議室で座学があり、菊池誠二青年部会長が「専門校訓練生と青年部会は例年交流会を開いている。きょうの研修会で学んだことを、今後に生かしてほしい」とあいさつ。専門校の宮本裕治校長が「大分の人材育成の拠点として、多くの若者が技能を学び、資格取得に励んでいる。新しい街路灯は、安全安心な学校運営に活用していく」とお礼を述べた。
　研修では、パナソニック担当者がＱＱポールの特長、施工の手順などについて説明。「古い既設ポールの根元を切って、ＱＱポールを差し込み根元を固めて完成」「今までなら作業完了まで約２日かかるのが、ＱＱポールなら数時間で可能」「カエルミナは、さまざまなポールに取り付けができる」などと、特長を分かりやすく紹介した。
　座学後は、同校駐車場で既設ポールとの入れ替え作業を見学。会員企業の㈲フジミ八坂電機、㈱京真電設、小野電設㈱の社員が既設街路灯を撤去後、ポールを切断して新たにＱＱポールを差し込み、モルタルで固めて点灯までの作業を約１時間半で終えた。
　研修会は、パナソニックグループの㈱デンザイ東亜も協力した。