工業系3校が熱戦 日田林工で技術交換会無料
社会貢献・人材育成久大地区
2023年02月07日
県高等学校教育研究会工業部会(佐藤啓治部会長、県立大分工業高校校長)は6日、日田林工高校で2022年度工業クラブ建築系技術交換会を開き、大分工業高校、鶴崎工業高校、日田林工高校の2年生の各3人計9人が参加した。
交換会は毎年開催されていたが、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。
今回の設計課題は「地域を楽しむ住まい」。任意で選ばれた日田市の三隈川沿いの3区画に分譲された土地にどんな家を建てるかがテーマ。「水郷日田」と呼ばれる地域特性も考慮した要求図面を完成させ、生徒たちの空間の想像力や作図力を見るのが審査のポイント。
9人は設計の主旨を200字程度で表し、平面図兼配置図、面積表(敷地、建築面積、床面積)などの要求図面を鉛筆仕上げし、着色する作業に取り組んだ。
終了後、各校から1人ずつの計3人の班を3班作り、それぞれ作成した案を説明し、各校の班員から良い点や課題などの意見を交換するグループディスカッションを行った後、1人ずつ自分の案の全体プレゼンテーションを行った。
仕上げられた提案内容は、それぞれ日田市の景観や気候、文化などの地域特性を生かしたものや、家族だけでなく来客者も憩うことのできるスペースを設けるなど、それぞれに工夫が凝らされていた。
これらの案は、設計主旨がテーマに即していること、プランの内容の良さ、図面表記の正確さ、全体のバランスなどを基準に、同部会の教諭らの合議で審査された結果、最優秀賞には大分工業の鶴岡大樹さんが、優秀賞に鶴崎工業の岡田清吾さんと日田林工高の武内勇汰さんの2人が選ばれた。
最優秀賞の鶴岡さんは「日頃は洋風の家に住んでいるが、あえて和風の家づくりにこだわり、地域特性も調べて案を考えた。受賞できたことはとてもうれしい」と語った。
このほか、進路のために必要な資格取得などについても意見交換が行われた。
最後に講評で、鶴崎工業の猪野和秀教諭は「中身の濃い日だった。グループディスカッションでは、みんな真剣に他の生徒の意見を取り入れようとする姿勢が良かった。各校を代表して参加した皆さんには、この経験を学校に持ち帰って伝えてほしい」と述べ、会場となった日田林工高校の中西俊裕校長は「これだけ日田のことを調べて案に盛り込んだことは素晴らしい。ぜひ今度は観光でも訪れてもらいたい」と話していた。
交換会は毎年開催されていたが、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。
今回の設計課題は「地域を楽しむ住まい」。任意で選ばれた日田市の三隈川沿いの3区画に分譲された土地にどんな家を建てるかがテーマ。「水郷日田」と呼ばれる地域特性も考慮した要求図面を完成させ、生徒たちの空間の想像力や作図力を見るのが審査のポイント。
9人は設計の主旨を200字程度で表し、平面図兼配置図、面積表(敷地、建築面積、床面積)などの要求図面を鉛筆仕上げし、着色する作業に取り組んだ。
終了後、各校から1人ずつの計3人の班を3班作り、それぞれ作成した案を説明し、各校の班員から良い点や課題などの意見を交換するグループディスカッションを行った後、1人ずつ自分の案の全体プレゼンテーションを行った。
仕上げられた提案内容は、それぞれ日田市の景観や気候、文化などの地域特性を生かしたものや、家族だけでなく来客者も憩うことのできるスペースを設けるなど、それぞれに工夫が凝らされていた。
これらの案は、設計主旨がテーマに即していること、プランの内容の良さ、図面表記の正確さ、全体のバランスなどを基準に、同部会の教諭らの合議で審査された結果、最優秀賞には大分工業の鶴岡大樹さんが、優秀賞に鶴崎工業の岡田清吾さんと日田林工高の武内勇汰さんの2人が選ばれた。
最優秀賞の鶴岡さんは「日頃は洋風の家に住んでいるが、あえて和風の家づくりにこだわり、地域特性も調べて案を考えた。受賞できたことはとてもうれしい」と語った。
このほか、進路のために必要な資格取得などについても意見交換が行われた。
最後に講評で、鶴崎工業の猪野和秀教諭は「中身の濃い日だった。グループディスカッションでは、みんな真剣に他の生徒の意見を取り入れようとする姿勢が良かった。各校を代表して参加した皆さんには、この経験を学校に持ち帰って伝えてほしい」と述べ、会場となった日田林工高校の中西俊裕校長は「これだけ日田のことを調べて案に盛り込んだことは素晴らしい。ぜひ今度は観光でも訪れてもらいたい」と話していた。