鶴崎工業がベスト11 第13回建築甲子園〈日建連〉無料
行事・講習会・表彰大分地区
2023年02月02日
日本建築士会連合会(東京都)が主催する「2022年第13回高校生の建築甲子園」の審査結果が発表され、県代表の鶴崎工業高校の建築科3年、小川鼓太郎さんと山﨑咲汰さんの作品が入賞ベスト11に選出された。その中で女性委員長特別賞を受賞し、1月30日に同校で表彰式が行われた。
今年の応募総数は35都道府県65校117点で、22年10月に県代表の選考会が行われた。2人の作品名「別府をつなぐ移動式地区センター」が県内の5案から選ばれ全国選考会に駒を進め、各都道府県から選出された35作品の中からベスト11に選出された。ベスト11に選出された代表者たちは5分間のプレゼン動画を作成して提出。さらなる選考を経て各賞名が決定された。
今年のテーマは「地域のくらし―これからの地区センター―」。2人は、別府という観光地にありながら観光名所ではない「やよい天狗商店街」に着目。高齢化が進みシャッター街になりかけている商店街に、いかに人を呼び寄せるか、世代を超えて利用してもらえるかを考え、移動式の地区センターへと発想を膨らませた。飲食店、ワークショップなど屋台のように移動できる四つの用途の異なるセンターを市内に出張させ、「ハーメルンの笛吹きのように移動する」地区センターが人のつながりを引き連れ、動き回り、大きな塊となって元の場所に戻ってにぎわいを創出する案を提案した。
表彰式では、幸勝美県建築士会長が「全国で賞を取るのは難しく、努力を重ねた結果で内容も建築と地域をつなぐ素晴らしい提案だった。機会があれば別府市長にもお見せしたい」と祝辞を述べ、建築科の猪野和秀主任教諭と2人にそれぞれ表彰状を手渡した。
小川さんは「3年生の集大成として素晴らしい賞を取れた」、山﨑さんは「21年度は奨励賞に終わり悔しい思いをした。今年はリベンジを兼ねてクラスメイトの小川君に声を掛け、2人で取り組んだ。夏休みの間、製図室にこもって一生懸命作成した甲斐があった。建築系の大学へ進むので、これ以上の賞を目指して頑張りたい」とそれぞれ述べた。
今年の応募総数は35都道府県65校117点で、22年10月に県代表の選考会が行われた。2人の作品名「別府をつなぐ移動式地区センター」が県内の5案から選ばれ全国選考会に駒を進め、各都道府県から選出された35作品の中からベスト11に選出された。ベスト11に選出された代表者たちは5分間のプレゼン動画を作成して提出。さらなる選考を経て各賞名が決定された。
今年のテーマは「地域のくらし―これからの地区センター―」。2人は、別府という観光地にありながら観光名所ではない「やよい天狗商店街」に着目。高齢化が進みシャッター街になりかけている商店街に、いかに人を呼び寄せるか、世代を超えて利用してもらえるかを考え、移動式の地区センターへと発想を膨らませた。飲食店、ワークショップなど屋台のように移動できる四つの用途の異なるセンターを市内に出張させ、「ハーメルンの笛吹きのように移動する」地区センターが人のつながりを引き連れ、動き回り、大きな塊となって元の場所に戻ってにぎわいを創出する案を提案した。
表彰式では、幸勝美県建築士会長が「全国で賞を取るのは難しく、努力を重ねた結果で内容も建築と地域をつなぐ素晴らしい提案だった。機会があれば別府市長にもお見せしたい」と祝辞を述べ、建築科の猪野和秀主任教諭と2人にそれぞれ表彰状を手渡した。
小川さんは「3年生の集大成として素晴らしい賞を取れた」、山﨑さんは「21年度は奨励賞に終わり悔しい思いをした。今年はリベンジを兼ねてクラスメイトの小川君に声を掛け、2人で取り組んだ。夏休みの間、製図室にこもって一生懸命作成した甲斐があった。建築系の大学へ進むので、これ以上の賞を目指して頑張りたい」とそれぞれ述べた。