大分建設新聞

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「大分空港」ホーバーターミナル着工 菅組・木戸建設JVが起工式無料

行事・講習会・表彰別国地区
2023年01月23日
 大分空港(国東市安岐町下原地区)に建設するホーバークラフトの旅客ターミナルの起工式が21日、建設予定地で開かれた。尾野賢治副知事をはじめ県関係者、県議会議員、三河明史国東市長、国土交通省、県漁協関係者、空港関連企業、施工関係各社の代表など約80人が出席した。
 ホーバークラフト旅客ターミナル(空港側)は、敷地781平方㍍にW造平屋287平方㍍のターミナル棟と、S造平屋の歩廊が整備される。
 設計は㈱藤本壮介建築設計事務所・㈱松井設計(松井健治代表取締役)JV、建築は㈱菅組・木戸産業㈱(山田耕司代表取締役社長)JV、電気設備工事は㈱菊池電氣工業(菊池有二代表取締役)、機械設備工事は山口水道工業㈱(中園清社長)がそれぞれ請け負った。総事業費は約3億6000万円(うち建築のみ2億8000万円)で、2023年12月の完成を目指す。
 神事では、発注者の尾野副知事がカマを、元吉俊博県議会議長代理がクワを、設計者の藤本壮介建築設計事務所・松井設計JVから藤本壮介代表取締役がスキを、施工者の菅組・木戸産業JVから菅組の堤俊之社長が木戸産業の高木繁常務取締役を持ち手にクイを打ち込み、関係者らが玉串をささげて工事の無事完成を祈願した。
 神事の後、尾野副知事は「大分空港はアジア初の水平型宇宙港を目指しており、ドリームポート大分として生まれ変わろうとしている。県では現在、宇宙につながる大分空港と県都大分市を結ぶホーバークラフトの23年度中の就航に向けて着実に準備を進めている。宇宙に向けた飛躍のシンボルとなるターミナルの完成が待ち遠しい。ターミナルとホーバーが、県民や国内外の来訪者から長く愛され親しまれる存在となるよう県としてもしっかり取り組む。工事の安全を心から祈念する」と期待を寄せた。
 元吉議長代理、三河市長らが来賓祝辞を述べた後、設計者・施工者を代表して藤本代表取締役が「宇宙港となる大分空港で、まさに飛び立つ翼のような屋根を持った建物になっている。地元の木材をふんだんに使い、訪れた方が大分の魅力をしっかり感じていただけるターミナルにしたい」と決意を述べた。
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