大分建設新聞

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中津東高が現場見学 建設業魅力アピール〈中津土木〉無料

社会貢献・人材育成県北地区
2022年12月23日
 中津土木事務所と大建協中津支部は7日、中津東高校土木科の2年生38人を日田山国道路(日田中津道路)の工事現場(中津市山国町)に招いて現場見学会を開いた。建設業の魅力を紹介するのを目的に実施しているもの。中津支部の青年部会から7人が出向いて案内と説明にあたった。
 掘削工事が始まった日田山国道路の避難坑トンネルの前で、中津土木の兒玉康弘室長補佐(日田中津道路建設室総括)が事業の全体説明。続いて、施工者の鹿島・梅林・友岡JVの、鹿島建設㈱九州支店の扇祐次所長がトンネルの施工方法や、トンネル工事の難しい点などを分かりやすく教えた。また、同社合田泰三副所長が工事に使用する重機や、トンネルから発生した濁水処理プラントなどについて生徒たちと質疑応答の形で解説。生徒たちからは、ヘドロの行先など活発な質問が出ていた。
 次に横断函渠の工事現場に場所を移し、佐々木工業㈱(中津市)の古寺孝一係長がコンクリート構造物のボックスカルバートの施工状況を話し、さらに場所をICT重機の周囲に移して、㈱修身建機(中津市)の宇土修司専務取締役がICT施工導入の理由と目的について「経験と感覚に頼っていた工法から生産性の向上が図られている」ことを説明した。
 このほか、自社のマシンガイダンスを紹介し、希望する生徒には運転席のモニターを見せながら説明。生徒からは、ICT化の費用などについて質問が相次いだ。
 終了後、生徒を代表して菅川青空さんが、普段見ることができない見学体験にお礼を述べ「中津市の建設業界に就職できるようにみんなで頑張ります」と語った。
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