中津市の㈱川原建設は９日、本耶馬渓公民館で２０２２年度の安全大会を開催した。新型コロナウイルス感染症対策を取りながら協力会社を含む約60人が参加。
　川原修幸代表取締役社長が、現場の最前線で働く参加者に感謝を述べ「現場作業に従事する者にとって無事故、無災害の環境を作り上げ維持していくことは経営者の使命。毎日の安全作業を身に染み込ませて、現場では絶対に事故を起こさないという強い意志を持って仕事に取り組んでいただきたい。地域に根差す建設業として無事故、無災害を継続する」とあいさつ。
　山本茂常務執行役員が「社内安全パトロールに見る重要指摘事項について」と題して①朝礼の後に全社員が集まり、安全への取り組みを紹介する②抜き打ち安全パトロール③各現場の新規入場者教育時の安全に対する意見交換―という大きな三つの取り組みを取り上げ、成果があったと述べた。
　続いて、各現場での写真を用いて注意事項を細かく説明し、正しい動きと事例を紹介した。
　特別講話では、県警中津署の刑事官が「最近の暴力団情勢と不当要求行為に対する適切な対応」と題して、想定されるクレーム、相手方からアプローチがあった場合の心構え、具体的な対応要領、トラブルの予防などについての注意を話した。
　安全表彰の後、同社の酒井清志工事課長と㈱グッドネスの大池基晴会長が決意表明を行い、同社工務第１課の安坂敏文主任が安全宣言をして大会を終えた。
　受賞者は次の通り。
　◇個人表彰
▽寺野博（㈱川原建設工事課）
▽大池基晴（㈱グッドネス会長）。