大分建設新聞

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高校と建設業の接点を 宇佐産業科学で出前授業〈ビルド大分〉無料

社会貢献・人材育成県北地区
2022年12月15日
 高校と社会(大学・建設業界)との接点形成を目的に、ビルド大分は県立工科短期大学校、大建協宇佐支部、測量設計コンサルタンツ協会、県宇佐土木事務所、県建設技術センターの協力を得て8日、県立宇佐産業科学高校(真砂昌史校長)で出前授業を行った。同校1年生のグリーン環境科、電子機械科、ビジネス管理科、生活デザイン科から124人が出席した。
 授業に先立ち、大建協宇佐支部から下村建設㈱の下村潔社長が「土木の仕事は災害復旧を行ったり、皆さんの生活には欠かせない役割を担っている。きょうの体験で1人でも多くの方が建設業に興味を持ち、1人でも多くの方が建設業界に入ってくれる良い機会になれば」とあいさつ。
 授業は、まず遠隔臨場体験コーナーで宇佐支部と宇佐土木事務所が担当し、大分市の橋梁補修工事現場、日田市のトンネル工事現場の2カ所の工事現場と同校体育館とを結んでライブ中継を行った。
 その後は各班に分かれて、最新技術コーナーでは、測量設計コンサルタンツ協会から大洋測量設計㈱(宇佐市)がUAV測量を実演、飛行ルートのプログラミング、自動操縦飛行、3Dモデルの作成を紹介。また、ドローン操作体験コーナーでは、宇佐支部から下村建設と拓豊建設㈱、宇佐土木、建設技術センターがドローンを1人ずつ飛行体験する操作とVR動画(県内の現場施工状況と自然災害)の体験を指導補助し、建築コーナーでは工科短大がBIMモデルを使ったウォークスルーを体験させた。
 体験を終えたグリーン環境科の佐々木優羽さんは「UAV測量では電気がないと動かないところに環境との深い関係があると思った」、ビジネス管理科の河野琉々果さんは「ドローンなど人生初の体験が多くて良かった。中でもVRが印象に残った。建設業界に興味が湧き、就職の選択肢になると思った」と語った。
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