大分建設新聞

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22人が技術を競う ポリテクで溶接競技会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2022年11月29日
 県と溶接協会(山下輝之会長)は27日、大分市皆春のポリテクセンター大分で、65回目となる大分県溶接技術競技会を開いた。県内6事業所の溶接技術者22人が出場した。
 島田忠県工業振興課長は「高度な技術で県内の人、ものづくりを支えてほしい」とあいさつ。
 山下会長が「この競技会でしっかり実力を発揮してもらいたい。また、後輩を育てる教育もお願いする」などと参加者を激励した。
 同競技会は、県内の溶接技術者の技術向上を図るとともに、県が大会史上初の8連覇中で来年度の九州溶接競技会や、全国溶接競技会の出場者選考を兼ねて、毎年開いている。
 競技課題は、手溶接、半自動溶接とも共通で、薄板(4・5㍉)の立向溶接と中板(9㍉)の横向溶接の二つ。競技時間は二つの課題で55分。手溶接の部11人と半自動溶接の部11人が溶接技術を競った。
 競技材の審査は、外観試験、放射線透過試験、曲げ試験など総合評価で入賞者を決め、来年3月ごろに県産業科学技術センターで表彰する予定。
 各部門の優勝者は、来年10月、茨城県で開かれる全国大会に、優勝者を含む上位入賞者5人は来年5月、宮崎県である九州大会に出場する。
 女性技術者で、昨年に続いて参加した日本製鉄㈱九州製鉄所大分地区の橋本佳奈さん(23)は「薄板の出来は良かったと思う。結果を待ちたい」と話していた。(佐藤勇次)
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