産学官連携組織のＢＵＩＬＤ　ＯＩＴＡ（ビルド大分、おおいた建設人材共育ネットワーク）は、週休二日の普及促進をアピールする「のぼり旗」を作成。22日、佐藤啓治会長が校長の大分工業高校で、のぼり旗に描かれた標語とシンボルマークを作成した大分工業高校と鶴崎工業高校の生徒へ表彰状と記念品を授与した。
　佐藤会長が標語を考えた大分工業建築科２年生の工藤美咲さん、シンボルマークを作成した鶴崎工業産業デザイン科３年の木原凛さんへ表彰状を授与。そして県土木建築部建設政策課の岡本克士企画調整監から記念品が贈られた。
　佐藤会長が生徒２人へビルド大分の役割などを説明し、「週休二日は建設産業の労働環境改善につなげる重要なこと。大分県の建設産業がますます盛んになるよう産官学で連携していくので、ぜひ応援を」とあいさつ。
　受賞した工藤さんが「私は進学を考えているが、就職する際に週休二日が定着していれば、もっと働きやすくなると思う」、木原さんが「働く人や会社など、すべての人が週休二日を取りやすく、そして浸透できればとの思いで作成した」と、それぞれの作品について説明をした。
　岡本調整監が作成にどれぐらい時間がかかったかなど質問し、「週休二日が推進できるよう目立つ所に掲げて、しっかりアピールしていく」と生徒２人へ感謝を述べた。
　のぼり旗は50基作成され、県内の各土木事務所と市町村役場、県建設業協会へ配布され、週休二日の普及促進のため掲げられるという。