大分建設新聞

ニュース記事

建設33社、重機も出動 玖珠町で雪寒対応訓練〈大分河川国道〉無料

行事・講習会・表彰久大地区
2022年11月24日
 大分河川国道事務所(川崎拓実所長)は17日、玖珠町帆足の玖珠川右岸河川敷で2022年度の雪寒対応出発式と立往生車両移動訓練を行い、除雪や融雪作業を担当する県内建設業33社、75人が参加した。
 同事務所が管轄する国道210号の水分峠や国道10号の立石・赤松峠では、冬季に積雪や道路の凍結などでたびたび交通に支障をきたし、毎年積雪で立ち往生する車両が続出する。
 川崎所長は「今年の冬は例年よりも寒い冬になると予想され、一層の対策をしていかなければならない。関係機関が連携して安全で円滑な対応ができることを望む。現場で対応する方々は寒さや夜間の厳しい作業になるが、地域の生活や産業活動の安全のため重要な役割を担っている。ご自身の安全や健康を十分守って励んでほしい」と激励した。
 次に来賓を代表して四嶋信一玖珠土木事務所長が「玖珠土木管内には県内屈指の豪雪地帯があり、積雪で生活に大きな影響を及ぼしかねない。建設業者の皆さまや建設業協会とも緊密に連携して、安全・安心して通れる道路の維持に努めてまいりたい」と語った。
 続いて、現場に出る業者を代表して日田地区道路補修工事現場代理人の石井伸幸(河津建設㈱)さんが「積雪による交通障害や事故を排除するために尽力したい。夜間にわたる作業も予想されるため、自己の安全・健康にも留意してしっかり役目を果たしたい」と力強く安全宣言をした。
 訓練は、路面凍結によりノーマルタイヤで走行していた大型車両が立往生したため、後続車が通行できず緊急車両も通行できない状況を想定して、車両移動の作業に取り掛かった。行政・警察関係者、建設業者らが道路啓開の必要性を判断したうえで通行止め区間を設定し、車両の移動命令、道路管理者による大型車両や普通車両の移動、除雪・融雪剤散布の流れで進められ、各場面で除雪グレーダーや除雪ドーザ(ホイルローダー)などの重機、凍結防止散布車が出動した。
 参加企業は次の通り。
▽河津建設㈱、新成建設㈱、朝日工業テクノス㈱玖珠営業所、㈱川浪組、㈱敷島組、㈱谷組、㈱原田土木、ANAI㈱、建設サービス㈱、朝日工業テクノス㈱、梅林建設㈱、大林道路㈱、鹿島道路㈱、㈱友岡建設、㈱NIPPO、日本道路㈱、㈱平和建設、前田道路㈱、三浦国土建設㈱、西日本土木㈱、㈱川原建設、㈱小森建設、佐々木工業㈱、笹原建設㈱、㈱末宗組、末宗建設㈱、㈱菅組、大聖工業㈱、種村産業㈱、日伸建設工業㈱、㈱野村建設、平成建設㈱、㈱元吉建設工業。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP