大分建設新聞

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三和小で測量体験学習会 日田測量設計協組無料

社会貢献・人材育成久大地区
2022年11月16日
 日田測量設計協同組合(川島真一代表理事 組合員6社)は11日、日田市清水町の日田市立三和小学校(櫻木真一郎校長)の6年生45人を対象に、測量体験学習会を開いた。
 測量という職業を通じて働くことへの関心や、日ごろ授業で学習している三角定規や分度器の使い方、図形の性質、拡大図や縮小図の知識を測量実習で体験してもらうのが目的。同組合は10年前から毎年市内の小学校1校を訪れ開いており、今年で10校目。
 学習では、事前に校庭のグラウンドに広く鋲を打ち込み、測量機を使いながら一つずつ鋲を掘り起こしていくと「みわ小」という文字がグラウンドに浮かび上がる実習や、授業で学んだ三角形の定理を応用して距離や高さを測る方法、歩測の進め方などの体験学習が行われた。
 また、各種測量機器の展示、ミニドローンの操作や橋梁点検車の試乗体験なども行われ、児童たちは熱心に講習を受けていた。
 学習の最後には、5年生を含めた96人で掘り起こした「みわ小」の人文字を作り、ドローンで撮影した。
 川島代表は「学校で学んでいることが測量に役立つことや、私たちの技術が暮らしの中にどのような場面で生かされているかを体験してもらいながら興味を持ってほしい」と学習の意義を語った。
 櫻木校長は「測量は児童が学んでいる算数や社会科にもつながり、現実にどのように役立つのかが実感できることはとても有意義。子どもたちは非常に興味を持って学んでいた」とうれしそうだった。
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