漂着クジラを処分作業 県漁港建設協会無料
社会貢献・人材育成別国地区
2022年10月12日
別府市亀川の海岸に4日、クジラの死骸が漂着した。県から漁港建設協会が依頼を受け、同協会で亀川漁港を担当する新成建設㈱(大分市、藤田三吉代表取締役)など6社が10日、処分にあたった。同日午前6時前から満潮時に合わせて同漁港で作業を開始。同社を中心にクレーン作業を㈱聖晃産業(大分市)、陸上での玉掛けを三栄建設工業㈱(同)、クジラを埋める穴掘りを㈱後藤組(国東市)がそれぞれ担当し、埋める際のアスファルトのカットは㈱センコー企画(大分市)、埋設に使う石灰の調達は山忠商店㈱(同)が引き受けた。
ニタリクジラと見られる死骸は、長さ約12㍍、重さは約5㌧500㌔。新成建設の指揮のもと、水上からの引き揚げは㈱マリーンパレスの協力で聖晃産業が吊り上げ、陸上に運んだ後、三栄建設工業が玉掛けをしてトレーラーの荷台に乗せて、埋める穴の横まで運び、クレーンで下ろした。
現場での指揮、管理まで担当した新成建設土木部の松本明広次長は、作業を終えて開口一番「無事に終わって良かった」と安堵。「クジラを運ぶと言われた時は、経験がないので予測もつかず、本当にできるのか不安だった」と話した。
また、聖晃産業の富山拓男常務取締役は「水中からの引き揚げは、距離が不明確ということから110㌧のクレーンと1本で10㌧吊ることができる帯を準備した」と、クジラの死骸が崩れないように吊り上げる難しさを語った。
県は「災害時の対応に迫るものがあり、重機の使用など建設会社ならではのネットワークと段取りが必要だった」と話し、深く感謝の意を示した。
県によると、埋めた表面の舗装は、今年1月の日向灘地震で液状化したため舗装を予定している場所と隣接しているので、一緒に作業を進めたいとしている。
ニタリクジラと見られる死骸は、長さ約12㍍、重さは約5㌧500㌔。新成建設の指揮のもと、水上からの引き揚げは㈱マリーンパレスの協力で聖晃産業が吊り上げ、陸上に運んだ後、三栄建設工業が玉掛けをしてトレーラーの荷台に乗せて、埋める穴の横まで運び、クレーンで下ろした。
現場での指揮、管理まで担当した新成建設土木部の松本明広次長は、作業を終えて開口一番「無事に終わって良かった」と安堵。「クジラを運ぶと言われた時は、経験がないので予測もつかず、本当にできるのか不安だった」と話した。
また、聖晃産業の富山拓男常務取締役は「水中からの引き揚げは、距離が不明確ということから110㌧のクレーンと1本で10㌧吊ることができる帯を準備した」と、クジラの死骸が崩れないように吊り上げる難しさを語った。
県は「災害時の対応に迫るものがあり、重機の使用など建設会社ならではのネットワークと段取りが必要だった」と話し、深く感謝の意を示した。
県によると、埋めた表面の舗装は、今年1月の日向灘地震で液状化したため舗装を予定している場所と隣接しているので、一緒に作業を進めたいとしている。