大分港ターミナル着工 佐伯・柴田JVらが起工式〈大分県〉無料
工事・計画大分地区
2022年10月12日
県土木建築部が発注する大分市西大分地区の大分空港海上アクセス事業に伴う旅客ターミナル整備の起工式が10日、建設予定の同市駄原で開かれた。広瀬勝貞県知事をはじめ、県関係者、県議会議員、佐藤樹一郎大分市長、施工関係各社の代表など約110人が出席した。
神事では、発注者の広瀬知事がカマを、御手洗吉生県議会議長がクワを、設計を請け負った㈱藤本壮介建築設計事務所(東京都)・㈱松井設計(大分市)JVの藤本壮介代表取締役がスキを、施工を請け負った佐伯・柴田JVの㈱佐伯建設、川崎栄一社長が柴田建設㈱の柴田康輔代表取締役を持ち手にクイを打ち込み、関係者らが玉串をささげて工事の無事完成を祈願した。
新築で整備されるホーバークラフト旅客ターミナル(大分側)は、敷地2万3982平方㍍にS造2階建て延べ994平方㍍のターミナル棟と、RC・S造2階建て延べ2611平方㍍の艇庫棟。また、今後発注予定のS造平屋2890平方㍍の立体駐車場が整備される。駐車台数は平面も合わせて約500台。
設計は藤本壮介建築設計事務所・松井設計(松井健治代表取締役)JV、建築は佐伯建設・柴田建設JV、電気設備工事は㈱清電社(清水敏幸社長)、機械設備工事は㈱安東建設(上田真生社長)がそれぞれ請け負った。
工事は一部着手済みで、工期は2022年9月~23年12月まで。総事業費は約113億円で、これには船体の購入費、用地補償が含まれている。建設費は21・3億円で、大分空港側の道路改修・整備も含まれる。同事業には22年度当初予算で約100億円が計上されていたが、資材高騰の影響から9月補正予算で13億円の追加費用が投じられた。完成は23年12月の予定で、23年度中の運航開始を目指している。
神事の後、広瀬知事は「大分はアジア初の水平宇宙空港(ロケットを搭載した飛行機の離着陸場)ドリームポート大分となり、加えて空港から市内へのアクセスを現在の陸上ルート50分から25分に短縮する。こうした国内唯一のホーバークラフトの整備は、大分の明るく素晴らしい未来、飛躍へ向けての象徴となるもの。今後、徐々に姿を表すターミナルについて、県民や近隣住民の期待も大きい。工事の安全を心から祈念する」と大きな期待を寄せた。
また、岩屋毅衆議院議員や吉田忠智参議院議員、佐藤大分市長らが来賓祝辞を述べた後、設計者の藤本代表取締役が「飛行機が離陸するシーンと、大分の上昇する未来を重ね合わせたイメージで設計に取り組んだ。県産材の使用など環境にも配慮した設計となっている。妻が大分出身なので事業に関われることは大きな喜び。大分がにぎわう、素晴らしいきっかけの場所になってほしい」と設計の発想を語り、施工者を代表して川崎社長が「県の未来を担う重大な工事に携わることができ、気が引き締まる。発注者の皆さま、そして県民の期待に応えるべく、必ずや無事故無災害で完成させたい」と決意を述べた。
国東市側は来年1月着工
県は、来年1月ごろに国東市側(空港側)のターミナル工事にも着工する。既存棟の改修、道路整備が予定されている。
神事では、発注者の広瀬知事がカマを、御手洗吉生県議会議長がクワを、設計を請け負った㈱藤本壮介建築設計事務所(東京都)・㈱松井設計(大分市)JVの藤本壮介代表取締役がスキを、施工を請け負った佐伯・柴田JVの㈱佐伯建設、川崎栄一社長が柴田建設㈱の柴田康輔代表取締役を持ち手にクイを打ち込み、関係者らが玉串をささげて工事の無事完成を祈願した。
新築で整備されるホーバークラフト旅客ターミナル(大分側)は、敷地2万3982平方㍍にS造2階建て延べ994平方㍍のターミナル棟と、RC・S造2階建て延べ2611平方㍍の艇庫棟。また、今後発注予定のS造平屋2890平方㍍の立体駐車場が整備される。駐車台数は平面も合わせて約500台。
設計は藤本壮介建築設計事務所・松井設計(松井健治代表取締役)JV、建築は佐伯建設・柴田建設JV、電気設備工事は㈱清電社(清水敏幸社長)、機械設備工事は㈱安東建設(上田真生社長)がそれぞれ請け負った。
工事は一部着手済みで、工期は2022年9月~23年12月まで。総事業費は約113億円で、これには船体の購入費、用地補償が含まれている。建設費は21・3億円で、大分空港側の道路改修・整備も含まれる。同事業には22年度当初予算で約100億円が計上されていたが、資材高騰の影響から9月補正予算で13億円の追加費用が投じられた。完成は23年12月の予定で、23年度中の運航開始を目指している。
神事の後、広瀬知事は「大分はアジア初の水平宇宙空港(ロケットを搭載した飛行機の離着陸場)ドリームポート大分となり、加えて空港から市内へのアクセスを現在の陸上ルート50分から25分に短縮する。こうした国内唯一のホーバークラフトの整備は、大分の明るく素晴らしい未来、飛躍へ向けての象徴となるもの。今後、徐々に姿を表すターミナルについて、県民や近隣住民の期待も大きい。工事の安全を心から祈念する」と大きな期待を寄せた。
また、岩屋毅衆議院議員や吉田忠智参議院議員、佐藤大分市長らが来賓祝辞を述べた後、設計者の藤本代表取締役が「飛行機が離陸するシーンと、大分の上昇する未来を重ね合わせたイメージで設計に取り組んだ。県産材の使用など環境にも配慮した設計となっている。妻が大分出身なので事業に関われることは大きな喜び。大分がにぎわう、素晴らしいきっかけの場所になってほしい」と設計の発想を語り、施工者を代表して川崎社長が「県の未来を担う重大な工事に携わることができ、気が引き締まる。発注者の皆さま、そして県民の期待に応えるべく、必ずや無事故無災害で完成させたい」と決意を述べた。
国東市側は来年1月着工
県は、来年1月ごろに国東市側(空港側)のターミナル工事にも着工する。既存棟の改修、道路整備が予定されている。