大分建設新聞

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別府日出地区94・1%増 県内8月の生コン出荷無料

行政・統計・データ県内全域
2022年10月11日
 県生コンクリート工業組合が発表した2022年度8月の県内生コン出荷量(員外企業含む)は、6万6977立方㍍で前月比0・2%減、前年同月比では3・5%増(文中の増減率は前年同月比)だった。
 8月の県内は、別府日出地区が94・1%、玖珠地区が49・8%と大きく増加したほか、豊肥地区36・2%増、高田地区28・1%増、臼津地区7・4%増、宇佐地区5・5%増、大分地区1・9%増と7地区が増加した。一方、減少したのは中津地区38・6%減のほか、日田地区27・5%減、佐伯地区6%減、国東地区5・7%減の4地区となった(表参照)。
 また、8月の出荷量のうち、官公需は5・2%増の3万7399立方㍍、民需が1・5%増の2万9578立方㍍。今年度4~8月の累計では、総出荷は3・8%減の35万6374立方㍍、官公需が3・5%減の19万9406立方㍍、民需が4・3%減の15万6968立方㍍となっている。
 全国統計では、全国生コンクリート工業組合連合会と全国生コンクリート協同組合連合会の集計によると、8月の生コン出荷量は、4・3%増の591万4748立方㍍で、官公需が3・7%減の190万7324立方㍍、民需が8・5%増の400万7424立方㍍。総出荷が5月以来のプラス、官公需が17カ月連続のマイナス、民需が7月以来のプラスとなった(標準稼働日数〈平日〉は前年同月より1日多い)。
 全国の4~8月の出荷量累計では、1・2%減の3049万5832立方㍍で、官公需が9・8%減の977万6316立方㍍、民需が3・4%増の2071万9516立方㍍。総出荷は4年連続のマイナス、官公需が5年連続のマイナス、民需が2年連続のプラスとなっている。
 九州沖縄の8月の出荷量は、17・6%増の84万4099立方㍍。うち官公需が5%増の28万8486立方㍍、民需が25・4%増の55万5613立方㍍。また4月~8月の累計では、総出荷が5・2増の423万9223立方㍍、官公需が1・7%減の155万5957立方㍍、民需が9・6%増の268万3266立方㍍だった。
 都道府県別の工業組合の状況では、前年実績を上回ったところが32工組、下回ったところが14工組だった。今後2~3カ月先の需要見込みでは「増加」を見込んでいる工組はなかった(前月から増減なし)。「やや増加」を見込んでいる工組は茨城・香川・佐賀の3工組(同1工組増)で、「前年並み」は福岡・大分・宮崎・鹿児島を含む20工組(同3工組増)。「やや減少」を見込むのは長崎・熊本・沖縄を含む18工組(3工組減)で、「減少」見込みと回答したのは宮城・富山・岡山など5工組(1工組減)だった。
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