日田土木事務所は21日、同事務所で２０２２年度優良建設工事の所長表彰式を行った。一般土木Ａ級で田中建設㈱、同Ｂ級で㈲松野土木、同Ｃ級で㈲後藤建設の３社が受賞した。式には受賞３社の代表と現場代理人、同事務所職員など12人が出席。
　表彰の選考対象は、21年度中に完成した同土木事務所発注の工事１４７件（Ａ級59件、Ｂ級58件、Ｃ級30件）の中から、工事規模を満たす一般土木工事で工事成績評定点が80点以上（１００点満点）であり、法令違反などがない工事を対象に、特に工事成績が優秀な３工事（Ａ級、Ｂ級、Ｃ級の各等級別）を選定した。
　表彰式では梅木裕次郎所長が３社の代表に表彰状を手渡し「受賞された３件全てが災害復旧工事で、工事においては工程管理、安全管理、地元への説明など相当の労力を費やしていたと推察する。建設業は県民の安全安心を守る社会資本の担い手であり、今後ますます研さんを積まれ、ほかの模範となることを期待している」と受賞をたたえた。
　表彰者を代表して田中建設㈱の田中常雄代表取締役が「今回受賞した工事は、地元の方々のご理解とご協力のおかげと感謝している。工事が完成したことで、その地元にお返し出来たのではないかと思う。これも同事務所の指導のたまものであり重ねて感謝申し上げたい。今後も受賞の名に恥じないように努力していく」と謝辞を述べた。
　受賞者は次の通り。
▽会社名（代表者・現場代理人）＝工事名（場所・河川名）
　◇一般土木Ａ級
▽田中建設㈱（田中常雄代表取締役・髙瀬慎史）＝令和元年度災助１―７号河川災害復旧助成工事（日田市大字鶴河内・鶴河内川）
　◇一般土木Ｂ級
▽㈲松野土木（松野忠代表取締役・川上敏弘）＝令和２年度２災国砂第１０１１号砂防設備災害復旧工事（同中津江村合瀬・後合川）
　◇一般土木Ｃ級
▽㈲後藤建設（後藤友次郎代表取締役・梶原幸教）＝令和２年度２災国河第５３３号河川災害復旧工事（同大字羽田・熊尾川）。