土木に理解を深めて 竹田市緑ケ丘中学校で出前講座〈佐伯河川国道〉無料
社会貢献・人材育成豊肥地区
2022年09月15日
佐伯河川国道事務所は9日、竹田市立緑ヶ丘中学校(渡部公比古校長)の3年生19人を対象に「生徒たちに土木の仕事に理解を深めてもらおう」と、竹田阿蘇道路に関する出前講座をした。
講座の前半では、噂の土木応援チーム「デミーとマツ」のマツ博士(㈱サザンテック松永昭吾上席技師長)が「土木の価値と使命~令和の時代の土木は面白い~」と題して講話。上下水道の完備、橋の維持補修、災害復興など「土木は人々が安心して生活をするための、優しさをかたちにする仕事である」などと生徒たちに語りかけた。地震や戦争で壊れた海外のインフラ設備復旧の様子なども写真で紹介し、土木が身近でかつグローバルな仕事であることを語った。
後半では、同事務所が事業を進めている「竹田阿蘇道路」の概要と整備効果について、パシフィックコンサルタンツ㈱九州支社社会イノベーション事業部の松田知広主任が講話した。
走行性の良い道路を作ることが、地元の特産品であるトマトなどの野菜を、傷つけず新鮮な状態で都市圏まで運べるようになること、市内に現在はない産婦人科など管外救急搬送(消防署が担当するエリア外の病院)が60分圏内で到着可能になることなど、開通のメリットを具体的に紹介した。生徒たちは自分たちの住む町への(道路の)メリットに、真剣な表情で聞き入っていた。
国道57号竹田阿蘇道路は、中九州横断道路の一部で竹田市―熊本県阿蘇市までのL=22・5㌔の自動車専用道路。大分県側が16・9㌔、熊本県側が5・6㌔となっている。2019年度に事業化され、22年度は道路・構造物詳細設計、地質調査、環境調査、用地買収、文化財調査が継続して実施されており、工事は濁淵川橋(会々地先―君ケ園地先)の下部工工事に㈱盛田組が着手している。全体事業費は688億円で、22年度の事業予算は7億8000万円となっている。
講座の前半では、噂の土木応援チーム「デミーとマツ」のマツ博士(㈱サザンテック松永昭吾上席技師長)が「土木の価値と使命~令和の時代の土木は面白い~」と題して講話。上下水道の完備、橋の維持補修、災害復興など「土木は人々が安心して生活をするための、優しさをかたちにする仕事である」などと生徒たちに語りかけた。地震や戦争で壊れた海外のインフラ設備復旧の様子なども写真で紹介し、土木が身近でかつグローバルな仕事であることを語った。
後半では、同事務所が事業を進めている「竹田阿蘇道路」の概要と整備効果について、パシフィックコンサルタンツ㈱九州支社社会イノベーション事業部の松田知広主任が講話した。
走行性の良い道路を作ることが、地元の特産品であるトマトなどの野菜を、傷つけず新鮮な状態で都市圏まで運べるようになること、市内に現在はない産婦人科など管外救急搬送(消防署が担当するエリア外の病院)が60分圏内で到着可能になることなど、開通のメリットを具体的に紹介した。生徒たちは自分たちの住む町への(道路の)メリットに、真剣な表情で聞き入っていた。
国道57号竹田阿蘇道路は、中九州横断道路の一部で竹田市―熊本県阿蘇市までのL=22・5㌔の自動車専用道路。大分県側が16・9㌔、熊本県側が5・6㌔となっている。2019年度に事業化され、22年度は道路・構造物詳細設計、地質調査、環境調査、用地買収、文化財調査が継続して実施されており、工事は濁淵川橋(会々地先―君ケ園地先)の下部工工事に㈱盛田組が着手している。全体事業費は688億円で、22年度の事業予算は7億8000万円となっている。