大分建設新聞

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初動の防疫対応訓練 県とレンタル協〈鳥インフル対策〉無料

行事・講習会・表彰別国地区
2022年09月14日
 県農林水産部の特定家畜伝染病防疫対策チーム(B―SAT)と県建設機械レンタル協会は13日、杵築市の国東重販㈱本社で、冬季に発生しやすい高病原性鳥インフルエンザの発生などに備え、今年度で10回目となる初動防疫対応の研修会を開いた。
 研修会では、県職員に向けて協会員の国東重販と㈱ナカノの社員が、初動防疫に使用する高圧洗浄機、発電機、投光器の使用方法などを説明。また、資機材運搬時に、女性でも簡単に運搬車両へ固定ができるロープワークも学んだ。
 協会の中野博会長が「いよいよシーズンが来ると気を引き締めてほしい。昨今、異常気象により家畜もストレスを抱えている。いざ、鳥インフルエンザが発生したら、協力して対応できるよう、きょうはしっかり研修を受けてほしい」とあいさつ。
 県職員は4班に分かれ、両社の担当者から説明を受けながら、実際に機器の操作などを体験した。
 県は、2011年2月の高病原性鳥インフルエンザ発生で、初めて大規模な防疫体制を敷いたことを教訓に、専門職員によるB―SATを編成。発生予防、早期発見・通報、迅速・的確な初動対応を行うため、職員の研修や演習をしている。
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