試験湛水を開始 玉来ダムで40日間〈大分県〉無料
行事・講習会・表彰豊肥地区
2022年09月13日
県が、竹田市大字志土知の玉来川で建設を進めている玉来ダムは、2023年度の運用開始を前に試験湛水を始めた。12日、県、施工業者らで湛水式が行われ、常用洪水吐きゲートを閉鎖するための扉が設置された。試験湛水は、過去の雨量データをもとに満水になるまで約40日間を予定している。
同ダムの特徴は、洪水時以外は水を貯めない治水専用の流水型ダムで、河床近くに常用洪水吐きを2カ所設置することで普段の河川環境が保たれる。これから湛水試験を行うため2カ所のゲート扉を閉め、順調に行けば約40日間の予定で満水(10月20日前後)を迎えるとともに、非常用洪水吐き(サーチャージ水位)の越水を24時間確保することが目的。
式では、県や施工業者ら約50人が出席。県土木建築部の成瀬哲哉河川課長が「これまで施工業者は大変苦労した。また、地元の協力もあり大変感謝したい」とあいさつ。
本体工事を請け負った大成建設㈱・㈱菅組・㈱友岡組JVの我妻敏昭作業所長がダム本体工事経過報告をした後、西田鉄工㈱の佐藤祐一現場代理人がゲート設置準備開始を指示した。
1カ所3枚を使用して吐き口を閉鎖する仕組みで、ダム天端のクレーン車から約45㍍下に吊り下げられた扉1枚は、横4・5㍍、高さ2・75㍍、厚さ0・6㍍、重量7・2㌧。
玉来ダム建設事務所の梶原修治所長による設置開始を合図に、扉が20分かけて徐々に降ろされてゲートに設置された。
設置後、参加者全員で万歳三唱し試験湛水の開始を祝った。
式を見守った竹田水害緊急治水ダム建設促進委員会の村上長生会長は「丹統司前会長の喜ぶ姿が見たかった。県の協力に感謝したい」と気持ちを述べた。
同ダムの特徴は、洪水時以外は水を貯めない治水専用の流水型ダムで、河床近くに常用洪水吐きを2カ所設置することで普段の河川環境が保たれる。これから湛水試験を行うため2カ所のゲート扉を閉め、順調に行けば約40日間の予定で満水(10月20日前後)を迎えるとともに、非常用洪水吐き(サーチャージ水位)の越水を24時間確保することが目的。
式では、県や施工業者ら約50人が出席。県土木建築部の成瀬哲哉河川課長が「これまで施工業者は大変苦労した。また、地元の協力もあり大変感謝したい」とあいさつ。
本体工事を請け負った大成建設㈱・㈱菅組・㈱友岡組JVの我妻敏昭作業所長がダム本体工事経過報告をした後、西田鉄工㈱の佐藤祐一現場代理人がゲート設置準備開始を指示した。
1カ所3枚を使用して吐き口を閉鎖する仕組みで、ダム天端のクレーン車から約45㍍下に吊り下げられた扉1枚は、横4・5㍍、高さ2・75㍍、厚さ0・6㍍、重量7・2㌧。
玉来ダム建設事務所の梶原修治所長による設置開始を合図に、扉が20分かけて徐々に降ろされてゲートに設置された。
設置後、参加者全員で万歳三唱し試験湛水の開始を祝った。
式を見守った竹田水害緊急治水ダム建設促進委員会の村上長生会長は「丹統司前会長の喜ぶ姿が見たかった。県の協力に感謝したい」と気持ちを述べた。