大分建設新聞

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12日、試験湛水を開始 竹田市の玉来ダム無料

工事・計画豊肥地区
2022年09月09日
 県土木建築部河川課は、現在、建設を進めている玉来ダム(竹田市川床)で、ダム本体と貯水池内における止水対策などの工事が完了したことに伴い、試験湛水を開始する。これに先立ち常用洪水吐に試験湛水ゲートの設置などを行う湛水式を12日、ダム建設現場で行う。
 試験湛水は、ダムの本格的な運用を開始する前に、実際に貯水し、貯水位を上昇および下降させて漏水など安全性を確認するのが目的。
 玉来ダムは、2017年に本体工事に着手し、今年度に完成させる予定で工事が進められている。
 12日の式典では、ダム本体の工事経過を大成建設・菅組・友岡組JVの我妻所長が説明し、ゲート設置準備開始を西田鉄工㈱の佐藤現場代理人が、ゲート設置開始を県玉来ダム建設事務所の梶原所長がそれぞれ指示して開始、佐藤現場代理人が完了報告して終了の予定。
 同ダムは洪水調節を目的とした重力式コンクリートダム。堤高は52㍍、堤頂長は145㍍、堤体積は13万立方㍍。総貯水容量は409万立方㍍、洪水調節容量は400万立方㍍、洪水調節量は300立方㍍/秒の能力を持っている。
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