大分建設新聞

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大分上野丘高校写真部が活躍 青春ビルトプロジェクト無料

社会貢献・人材育成大分地区
2022年08月23日
 普通科高校の生徒が写真を通じて土木の魅力を発信する「青春ビルドプロジェクト」の現場写真撮影会が19日、大分市今津留の大分川河川敷で柴田建設㈱が施工している「大分川管内法面補修外工事」現場で行われた。大分上野丘高校写真部の生徒5人が参加した。
 同日は、発注者の大分河川国道事務所、施工の柴田建設が撮影会に協力した。生徒と引率教諭は早朝に大分川河川敷に集合、建設現場の朝礼の様子から撮影に臨んだ。始めに大分河川国道の生田俊裕大分出張所長が、生徒達に現場の工事について紹介。続けて柴田建設の宮脇貞二現場監理技術者から作業に従事する人の紹介などが行われた。
 その後、生徒たちは工事の内容を資料と照らし合わせながら、現場の護岸補修工事に使用する、袋詰め根固め2㌧の製作状況や、重機オペレーター、合図者、誘導者などの現場作業を見学した。現場では作業員が着用している空調服の試着や、測量機器の体験、バックホウへの試乗体験なども行われた。
 フリータイムの撮影会では、作業員をいろいろな角度から撮影する様子や、重機の迫力を伝えようと地面近くから撮影する生徒、同校OBの事務所職員と楽しそうに接する場面なども見られた。
 撮影会終了時には、全員で記念写真を撮影した。生徒はお礼の言葉と「コロナで部活や写真撮影会などが思うようにできない中、良い機会を与えてもらって感謝。今日の土木や建設という職業に触れた体験を忘れず、学校生活を送りたい」などと感想を述べた。
 撮影した写真については、同校の文化祭で展示を行うほか、大分建設新聞紙面に掲載、特設SNSアカウントへの掲載、写真展の実施などを予定している。
 同プロジェクトは、噂の土木応援チーム「デミーとマツ」のデミー博士(出水享長崎大学・大学院教授)が国土交通省九州地方整備局の協力を得て実現したもので、土木・建設業の認知度向上、イメージアップによる担い手確保を目指している。
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