大分建設新聞

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新港橋で渡り初め 津久見市民が完成祝う無料

行事・講習会・表彰県南地区
2022年08月16日
 津久見市と臼杵土木事務所は、協働して2017年台風18号の豪雨で被災した同市内の災害復旧を河川激甚災害対策特別緊急事業で進めている。主要工事の一つ、津久見川と彦の内川に架かる4橋の架け替え工事のうち、津久見川の右岸・岩屋町と左岸・宮本町を結ぶ新港橋の架橋工事が完成。11日の開通記念式典には、多くの市民が参加し、待望久しい橋の開通を祝った。
 式典で川野幸男市長は「これまでの橋は、歩道のない幅員5・3㍍。新しい橋は両側歩道の幅員12㍍に拡幅された。また、この橋が架かる市道岩屋線は岩屋町三叉路まで幅員12㍍に拡幅され、交差点はラウンドアバウト(環状交差点)様式で整備する」と話し「この拡幅事業が完成すると、国道217号と県道佐伯津久見線を結ぶ安全な道路ができるだけでなく、踏切の拡幅も予定しており、人々の往来も増え、市中心部のにぎわいにもつながると期待している」と完成の喜びを語った。代表者8人の手によるテープカットや渡り初め、新港橋ホコ天などの後、同日午後1時から一般開放した。
 橋梁架け替え工事は20年7月、小代築炉工業㈱がA1橋台、㈱東和建設がA2橋台に着手。21年3月、㈱大鐵が上部工に着手した。また、津久見川護岸拡幅を津久見建設㈱、拡幅された護岸と橋梁の舗装を㈱大下建設工業が、それぞれ施工した。橋梁の諸元は鋼単純合成床版橋、橋長41・5㍍、幅員12㍍。橋梁の総事業費は約6億3900万円。
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