大分建設新聞

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3DMC施工の見学 小川工業の現場で無料

行事・講習会・表彰県北地区
2022年08月10日
 中津市今津の㈱小川工業(小川一則代表取締役社長)は先に、中津土木事務所が発注した、中津市牛神の外馬場錆矢堂線の「令和3年度防安街改中第1―2号舗装新設工事」現場で、㈱アクティオ(東京都中央区、小沼直人代表取締役社長兼COO)の技術協力を得てICTを活用した現場見学会を開いた。同土木事務所から職員12人を招いて、同社社員も含め24人が参加した。
 使用したICT機器は小川工業がアクティオから購入したグレーダーで、3DMCの施工を見学した。
 3DMCは、3次元設計データを基に専用機で作業機の高さを自動コントロールするもの。マシンコントロールの機種はいくつかあるが、今回の小川工業で採用しているものはモーターグレーダーマシンコントロールという専用機。
 参加者からは「ICT建設機械での施工を確認できたので、今後の発注の参考になった」「丁張が不要となっており作業員数の削減が確認できた」「ICT建設機械の方が、施工が正確であったと感じた」などの感想が聞かれた。
 アクティオによると、ICTの活用は地域、工事条件によって大きく異なるが、九州では土木、舗装(新設、維持)、海洋土木工事において活発になりつつあり、最近では都市部で建築の床掘の掘削工事でも事例があるという。
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