県道三重新殿線ＢＰ建設促進期成会は２日、豊後大野市役所で２０２２年度の総会を開いた。同ＢＰは国道３２６号と中九州横断道路千歳ＩＣを結ぶ延長約３㌔のアクセス道路。市内中心部の渋滞緩和、観光、農業など地域産業拡大に期待されている。総会には、約30人が出席。
　赤星成實会長が「早期完成に向けて、路線整備の重点的な予算確保に努めたい」とあいさつ。
　川野文敏顧問（市長）が「経済、観光に大きな効果が望める。中九州横断道路の効果を発揮するためにも全線開通を」と述べた。
　議事では、▽牟礼前田工区の建設促進を県に要望する▽目的達成のため必要な事業を推進する―を決め、本路線の早期完成を求める要望書を、六角浩司県豊後大野土木事務所長に手渡した。
　現在、７区間のうち６区間がすでに完成、供用開始されている。残る牟礼前田工区（約３㌔）の工事が進められており、大野川に架かる橋梁は、全長２２６㍍で建設費は約20億円以上を見込む。