大分建設新聞

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竹田阿蘇道路の早期完成を 豊肥・地域道路期成会が総会無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2022年08月02日
 豊肥・地域高規格道路建設促進期成会(会長・土居昌弘竹田市長)は7月25日、竹田市社会福祉センターで、2022年度の総会を開いた。会員や来賓など約65人が出席した。
 あいさつに立った土居会長は「道づくりはまちづくりとも言う。中九州道の全線開通で地方の問題が改善されることも多い。早期完成を目指して今後も汗をかいていきたい」と改めて中九州横断道路の早期完成を訴え、来賓の衛藤征士郎衆議院議員も「多くの予算を確保すべく声を上げていく。地元の熱意を国へ届ける」と政府への働き掛けを約束した。
 河崎拓実大分河川国道事務所長は「大分―犬飼間においては計画段階評価が実施中で、2回目の委員会も開催が予定されている。早期完了へ向けての方向性を示したい」と整備への具体化を示唆した。
 議事では、中九州横断道路が早期に完成するよう、期成会加盟3市(竹田市、豊後大野市、大分市)が一丸となって関係機関や団体などと連携を取りながら地域振興に寄与するとし、①中九州横断道路の全線早期完成、特に竹田阿蘇道路の早期完成を強く要望する②「大分市宮河内―豊後大野市犬飼町」間の早期事業化を要望③地方の声や実情に配慮した道路整備のための安定的な予算確保―など5項目の22年度事業計画案を承認した。
 中九州横断道路は、大分市から熊本市に至るまでの延長約120㌔の高規格道路として整備が進められている。これまでに犬飼―竹田間と熊本県北側復旧道路の計約37㌔が開通済みで、竹田阿蘇道路(竹田―波野間)の延長22・5㌔が19年度に事業化された。
 現在、道路・構造物詳細設計や環境調査、地質調査、用地買収、文化財調査が進められている。
 また、大分宮河内―犬飼間についても計画段階評価が実施されており、早期の事業化を目指している。
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