大分中3年生がため池見学 ふるさと水と土教室〈東部振興局〉無料
行政・統計・データ大分地区
2022年07月27日
県東部振興局は15日、国東市武蔵町手野のため池「秀池」の工事現場に大分中学校(大分市明野)の3年生人24人と教師3人を招待して、ふるさと水と土教室「ため池現場見学」を行った。同ため池は現在、県営防災重点農業用ため池等整備事業として麻田建設㈲(国東市)が施工中。
同局の河津啓一郎農林基盤部長がため池の大切さ、農業土木について説明し、岩屋恵祐主任が、ため池とは何か、ため池工事の歴史と目的などを話した。
県内には現在、2141ヵ所のため池があり、そのうち9割は明治時代以前に造られたもので、生徒たちが見学した秀池は約150年前の江戸時代のもの。
生徒たちは岩屋主任の話を聞きながら、ため池が堤体の老朽化や漏水により地震や大雨で決壊の恐れがあること、取水施設の操作が難しく危険が伴うことなどを知り「これらの問題を解決し安全で利用しやすくするためにため池工事は行われる。具体的には、地元からの要望を聞き、現地測量や土質調査を行い、図面作成、地元説明会、用地買収、工事金額の算定、工事、完成という流れになる」と語る同主任の話を熱心に聞き入っていた。
最後に、岩屋主任は生徒たちに県職員の(農業土木)仕事についても将来の職業選択肢の参考としてつけ加えて説明した。
見学を終えた生徒の加来尭士さんは「土木の仕事は危険で大変な部分もあるが、その分やりがいはあると思う。将来の職業としてやってみたい一つ」と語り、久我さくらさんは「江戸時代のため池の修繕という感覚で見物したが、現場のスケールの大きさや工事費用の大きさに驚いた」と話した。
同局の河津啓一郎農林基盤部長がため池の大切さ、農業土木について説明し、岩屋恵祐主任が、ため池とは何か、ため池工事の歴史と目的などを話した。
県内には現在、2141ヵ所のため池があり、そのうち9割は明治時代以前に造られたもので、生徒たちが見学した秀池は約150年前の江戸時代のもの。
生徒たちは岩屋主任の話を聞きながら、ため池が堤体の老朽化や漏水により地震や大雨で決壊の恐れがあること、取水施設の操作が難しく危険が伴うことなどを知り「これらの問題を解決し安全で利用しやすくするためにため池工事は行われる。具体的には、地元からの要望を聞き、現地測量や土質調査を行い、図面作成、地元説明会、用地買収、工事金額の算定、工事、完成という流れになる」と語る同主任の話を熱心に聞き入っていた。
最後に、岩屋主任は生徒たちに県職員の(農業土木)仕事についても将来の職業選択肢の参考としてつけ加えて説明した。
見学を終えた生徒の加来尭士さんは「土木の仕事は危険で大変な部分もあるが、その分やりがいはあると思う。将来の職業としてやってみたい一つ」と語り、久我さくらさんは「江戸時代のため池の修繕という感覚で見物したが、現場のスケールの大きさや工事費用の大きさに驚いた」と話した。