国東市が、老朽化のため昨年夏から改修工事を進めていた国東町小原の屋外プールが完成、２日シーサイドプールとしてオープニングセレモニーが開かれた。新しいプールは、大プール（約３２５平方㍍）、小プール（約50平方㍍）とも旧プールの約２倍と広く、形状も長方形にして使いやすくなっている。ほかにプールの管理棟（約２３６平方㍍）も設置。総工費は約２億３０００万円。
　式典には、三河明史市長、中野茂副市長、県・市会議員のほか、地元区長、小原小学校の児童代表、運営会社の㈱Ｋ・Ｓロンド、設計した㈲岩田設計事務所（大分市）の岩田守代表取締役、施工した㈱菅組（豊後高田市）の江藤康世専務取締役ら約20人が出席。
　主催者の三河市長が「コロナ対策を施した更衣室とシャワー室にした。多くの方に利用され国東市の賑わいの場になることを祈念する」とあいさつ、来賓の木付親次県議は「宇宙港として利用するジャンボジェットがこのプールから見える日がくる。設計した岩田設計事務所、施工した菅組に感謝する」、丸小野宣康市議会議長は「これまで以上に安全安心に利用できる」と祝辞を述べた。
　この後、施工した菅組が、寄贈したプールサイドで利用する遊具を披露した。
　最後の記念セレモニーでは、出席者10人によりテープカット、施設内覧会が行われ、早速プールに入った子どもたちが歓声を上げた。市ではリニューアルオープンを記念して市内の小学生約９８０人に無料券を１人１枚配布した。