佐伯河川国道事務所（石橋賢一所長）は、梅雨入りを前にした５月27日、市内で災害時の迅速な対応に向けた連携強化を目的に、災害時など協力業者との意見交換会をした。
　事務所側と業者側合わせて約50人が参加。石橋所長が「災害時における現地との情報共有を迅速に行い、素早く初動対応ができる体制づくりなどについて、忌憚ない活発な意見交換をお願いする」と主催者あいさつ。
　高場紀好河川担当副所長が近年の災害について、昨年８月に発生した六角川、筑後川、山国川、番匠川の各流域の被災状況などを説明。まとめとして①これまでにない洪水が発生②浸水に伴う新たな被害が発生③佐伯事務所管内でも、これまでに幾度も洪水被害が発生④気候の変動による、降雨災害のリスクは高まる―などとした上で「準備と警戒が必要」と災害時の迅速な対応を呼び掛けた。また、国交省ＯＢで組織する防災エキスパートの活動状況の紹介があり、意見交換会に移った。
　事務所が協力業者に対して、事前に意見を募った①ウェブツールでの情報共有は可能か②通信環境③情報共有の課題④過去に実施した際の経験談―などの集計資料を基に意見交換をした。
　２０２２年度佐伯河川国道事務所管内災害時等協力業者は次の通り。
　【河川部門５社】佐伯出張所管内
小田開発工業㈱・㈱風戸工務店・㈱佐々木建設・㈱盛田組・谷川建設工業㈱
　【道路部門15社】
▽国道10号管内７社
・朝日工業㈱・小田開発工業㈱・㈱風戸工務店・㈱佐々木建設・㈱友岡組・㈱盛田組・谷川建設工業㈱
▽国道57号管内８社
㈱高山組・谷川建設工業㈱・㈱友岡組・㈱友岡建設・西日本土木㈱・㈱ＮＩＰＰＯ・前田道路㈱・㈱松井組
　【水門・樋門樋管・陸閘門部門２社】
㈱協和製作所・㈱ミゾタ
　【排水機場部門２社】
㈱酉島製作所・㈱ミゾタ
　【光ケーブル部門２社】
㈱清電社・大徳電業㈱
　【測量・設計部門11社】
㈱兼田コンサルタント・㈱サザンテック・㈱テクノコンサルタント・㈱富士設計・九建設計㈱・九州建設コンサルタント㈱・協同エンジニアリング㈱・東亜コンサルタント㈱・東洋技術㈱・東洋測量設計㈱・西日本コンサルタント㈱
　【地質部門８社】
応用地質㈱・㈱キョウワ・㈱ソイルテック・㈱ダイヤコンサルタント・基礎地盤コンサルタンツ㈱・タナベ環境工学㈱・日本地研㈱・明大工業㈱
計45社（内重複業者７社）。